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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
234部分:炎は燃えてその三
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れたのだ。
 最後に解放軍の若き盟主であり英雄シグルドの子、シアルフィの主セリスが入城してきた。この時シアルフィの市民達の歓声は最高潮に達した。
 青い髪と瞳を持ち青い服に身を包んだ美しい馬上の若者の腰にはシアルフィの神器聖剣ティルフィングがある。彼の姿を見て市民達は狂喜した。何処からかセリス様万歳、シアルフィ万歳の声が木霊してきた。
 セリスはヴェルダンのエバンス城で生まれ父に連れられアグストリア、ヴェルダンと各地を転々とした。父が故国グランベルへ行き自らの潔白を証明せんとリューベックを発とうとした時オイフェ、シャナンに連れられ他の子供達と共にイザークへ落ち延びた。
 イザークで廃城となっていたティルナノグ城に隠れ住み後から来たミデェール、エーディンに他の子供達と一緒に育てられた。そこでオイフェ、シャナンから両親のこと、自分自身のこと、そして学問、剣技、馬術、帝王学といったことを教わった。飲み込みは速かったが何よりもその努力で教わったことを自らのものにしていった。そうしているうちにティルナノグにダナン王の虐政に反抗する者達が集まりだし反帝国のレジスタンスを形成するまでになった。
 挙兵してからはあっという間だった。ダナン王を討ちレンスターを解放しトラキアとの戦いに勝利した。その間多くの仲間達を得多くの戦いを経た。そしてさらに多くの矛盾と悲劇を見てきた。、ミレトスを経てイザークに達しそして遂に宿敵帝国軍をシアルフィ平原にて破り故郷であるシアルフィにやって来たのだ。

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