ロードエルメロイも急用
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えながら、中毒患者の目でカレーを要求する大河。もし求められたら、ファーストキスでも処女でも何でも士郎に支払うつもりでいたので、もうお嫁には行けない体に改造されていた。
セラも士郎に暴力を振るったのを忘れ、カレー禁断症状で手が震えるのを抑えられず、普段マイペースのはずのリズまで震えていた。四日目のカレーと違い、士郎が作る炊き立てのカレーには人間の脳を狂わせる香りがあった。
「ひいっ、この香り、ホムンクルスには薬物耐性があるはずなのに?」
士郎君の麻薬カレーに、アイリママも思わず昇天。もう夫よりも体が士郎を求めてしまっていた。
「せ、先輩……」
前に大人用カレーを食べてしまった桜も、ガクガクと震えだし、異世界の先輩の所にお嫁に行くのは失敗ではないかと思ったが、極秘未公開、暗号書き込みも、同一人物が見てしまえば同じで、士郎同氏はカレー専門店の支店や店員同士みたいに「どれだけ客を狂わせられるか」を目的として悪質な情報交換までしていた。
「ちょっとこの粉は依存性があるんだ。あのルヴィアとか、気が強い遠坂を狂わせてみたいと思わないか? イリヤと美遊ちゃんにはちょっと早いから、子供用の甘口には入れないけど、大人用には」
「ふっふっふ、お主も悪よのう」
料理人の愉悦を話し合っていた。
「ああ、一成か? 今カレー作ってんだけど」
「今すぐ行くっ!」
すべての用件や約束を反故にして、カレー即決で来ると言った一成。
クロエは半月ぐらい会っていなかった雀花とミミに帰還を告げ、本番、いや本物の一成のカレー堕ちを見せるために呼んだ。ナナキとか嶽間沢のオッサンも娘と一緒にカレー堕ちさせるために呼んだ。
「ぐっへっへっへっへっ」
偶然ギルガメッシュと綺糺もカレー堕ちさせてしまうが、桜のように料理できる人物は被害が少なく、凜、ルヴィアは被害甚大、何もできないバゼットは士郎を神として信仰、命を落とす可能性すらあった。
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