『Minority』
[2]次話
私にとっての正義は皆にとって悪。
皆にとっての正義は私にとって悪。
其の根本を間違っちゃ駄目でしょ。
正義だと思ってることが必ず正しいなんて思ってない。
間違いだってことは私自身がちゃんと解ってる。
それでも今の私には此が正当な正義。
何を犠牲にしても此の正義を貫く。
だって正義には犠牲がつきものでしょ。
何処かで誰かが喜べば何処かで誰かは泣いてる。
其れで世の中成り立ってるんでしょ。
じゃなけりゃこんな不公平な世の中になんて成らないでしょ。
誰かが得をする裏では誰かが損をして生きてる。
人生ってそんなもんなんだって幼き頃に学んだ。
我慢したって何の得にも成らないってこともね。
だからこそもう貫き通すしかなくて。
たとえどんなに少数派の意見だとしても。
たとえ間違ってると解っていたとしても。
悪だろうと其れが私の正義なら従うまで。
[2]次話
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