暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1620話
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でそう尋ねてくる。
 俺達はサリィから情報を得たんだが、綾子は誰から情報を得たんだ?
 ……無難に考えれば、凛か?
 ともあれ、そんな綾子に頷きを返す。

「ああ。俺達がやるのはOZの水中用MS部隊の殲滅だ」

 殲滅という言葉は多少大袈裟かもしれないが、この部隊は攻撃した基地が白旗を上げて降伏しても攻撃を止めなかった部隊だ。
 いや、もしかしたら違う部隊という可能性もあるかもしれないが……その時は同じ勢力に厄介な男がいたという不運を恨んで貰おう。
 そんな訳で、そういう厄介な……連合軍を同じ人間とすら見ていないような部隊は、早めに退場して貰うに限る。……この世から、な。

『分かった。けど、五飛とデュオも来たみたいだけど、全戦力を出していいのか?』
「この基地の司令官からの要望でもあるからな。少しでも早く……そして確実に水中用MS部隊には消えて欲しいらしい」
『……自業自得、か』
「ああ。普通に降伏を認めていれば、こっちもここまで過激な反応をしなくても済んだんだけどな。ともあれ、そういう訳で、俺達の行動方針は決まった訳だ。……で、凛は?」
『自分がついていってもどうにもならないから、この基地に残るらしい』

 綾子の言葉とタイミングを合わせたように、凛がMS輸送機のいる滑走路に姿を現す。
 降り注ぐ日の光に黒髪を煌めかせ、笑みすら浮かべて俺の方を見ていた。
 どうやら見送りに来たらしい。
 そんな凛に、俺はMS輸送機の格納庫に入る前にトールギスの手を軽く振る。
 凛は手を振るトールギスを見て、小さく笑みを浮かべてた。
 まぁ、もし俺達がこの基地にいない間に未知の戦力が襲ってきても、凛をどうにか出来るとは思えないけどな。
 それこそ、下手をすれば襲ってきた勢力が全滅してもおかしくはない。
 いや、表だって魔術を使えない以上、それはちょっと難しいか。
 けど凛の場合、それこそちょっと触っただけで機械が壊れるってイメージがあるんだよな。
 勿論実際にはそんな事はないんだろうが……それでもイメージってのは大切だ。
 ともあれ、シェンロンガンダムとデスサイズもMS輸送機に積み込まれ、MS輸送機は目的地に向かって飛び立つ。
 MS輸送機が動くのを、俺は客室のソファに座って窓の外を眺めていた。

「アクセル代表、基地に到着したらどのように動くのかを決めておいた方がいいかと」
「ん? ああ、そうだな。……けど、俺達がやるのは海中でOZの機体を沈めていくくらいだろ? 綾子のトーラスは空中からトーラスカノンで援護攻撃。シェンロンガンダムとデスサイズはトールギスと一緒に殲滅戦」
「ちょっと待った」

 そんな俺の言葉に口を挟んできたのはデュオだった。

「うん? 何か分からないところとか、不満な点があったか
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