第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
Change2:強奪された聖剣〜The arrogance of evil exorcism〜
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な堕天使は一体誰かしら?」
リアス部長が二人に質問する。確か強大な組織でもある教会から聖剣を盗んだ堕天使はどういう存在なのかは気になる。だがあの反応恐らく幹部クラスのうち二人と見て間違いない。
「それは『神の子を見張る者』の幹部、コカビエル」
まさかここまで予想が当たってくれるとは。正直この予想はあまり的中してほしくないなかったんだがな。それにいきなり聖書でも有名な堕天使の幹部とはな。これは本気でいかないと最悪ここにいる全員が全滅…そしてこの町は吹っ飛ぶだろうな。
「・・・それで、貴方達は私達に何を要求するのかしら?」
「簡単だ。私達の依頼―――いや、注文は私達と堕天使のエクスカリバー争奪の戦いに悪魔が介入してこないこと。つまり、今回の事件で悪魔側は関わるなということだ」
まったく勝手な要求だな。現にリアス部長は表情こそ落ち着いているが雰囲気が先ほどとは一転して内心堪忍袋のが切れそうになっているな。
俺に関しても少々あの物言いは感心できない。一応この土地はリアス部長が管轄している土地そこでおきている事件に関して一切の関わりをするな。リアス部長に喧嘩を売っているのも同然の行為だとは知らないのか、この二人は。
「ずいぶんな言い方ね。私達が堕天使と組んで聖剣をどうにかするとでも?」
「悪魔にとって聖剣は忌むべき物だ。可能性がないわけではないだろう?」
埒が明かないな。
俺は部長の近くにより二人に聞こえないように話しかける。
「(リアス部長ここは俺に任せてもらいませんか?)」
「(いきなりどうしたの?)」
「(俺もあなたと同じあの二人の上から目線の物言いが気に入らないんですよ。それにここはリアス部長が管轄している町です。あなただって好き勝手にエクソシストや堕天使に暴れさせるのは本意ではないでしょう?)」
「(……ええ。そこまで言うのならあなたに任せるわ)」
「何を話しているんだ?」
「ごめんなさいね御二方。実はあなた方と話したい相手がいるのだけれど変わってもいいかしら?」
「……かまわない」
「二人の許可は出たわ、座って頂戴シン」
「ありがとうございます。リアス部長」
俺はリアス部長の隣に座り二人と対面する。
「さてまずは。はじめまして教会の使者の方々。俺はリアス・グレモリーに協力している神無月進だ」
「で、我々に話すことは何だ?」
さてここからは敬語はなしで話させてもらおうか。
「単刀直入に言わせてもらおう。お前らふざけているのか?『今回の事件で悪魔側は関わるな』だと自分勝手にも限度があるぞ信者ども」
「ふざけてなどはいない。これは堕天使と教会の問題だから悪魔は関わるなといっているんだ」
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