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Blue Rose
第四十四話 あえて罠にその六
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人で来るとは限らないわね」
「誰もそう考えますね」
「そう、だからね」
「こうしてですね」
「離れていることもよ」
「用心ですね」
「そうよ、蓮見さんを守る為のね」
 こうしたこともまた、というのだ。
「だからね」
「ここにいますか」
「私達は今は他人よ」
 優花とは、というのだ。
「あくまでね」
「その時が来るまでは」
「そういうことよ」
「蓮見さんのことは何も知らない」
「そして佐世保に着いたら」
「暫く連絡はメールですね」
「そうしていくわ、ただね」
 副所長の目がここで光った。
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