第四十四話 あえて罠にその三
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「日教組もその影響というかそのものだったのよ」
「ソ連や北朝鮮を支持していたんですか」
「教育の理想は北朝鮮だったのよ」
この国の教育だったのだ。
「あの国については色々言われてるわね」
「世襲制の独裁国家で階級まであって」
「教育もね」
「無茶苦茶な個人崇拝やってますよね」
「それが日教組の理想だったのよ」
ある委員長が言っていたことだ、これもまた歴史にある事実だ。
「そうした組織があるから」
「先生にも問題がある奴が多いんですか」
「赤旗を振っていればどんな悪事も許される風潮があったのよ」
「そんな風潮もあったんですか」
「そうよ、彼等はソ連や北朝鮮を必死に擁護してきたから」
悪事を隠蔽する様なこともしてきた、こうした国々の悪事を報道せずにだ。その実態は中に入って見てきた筈であるがだ。ハンガリー動乱の時は先に挙げた大内兵衛はハンガリーを百姓国と言って罵倒してまでソ連を擁護している。
「その体質が残っていて」
「身内に甘いんですか」
「身内の悪事を隠して隠蔽してきたの」
「だからそんな教師や新聞記者が残って」
「悪事を働いているのよ」
「酷い話ですね」
「そうでしょ、そしてね」
優子はさらに言った。
「優花を狙っているのもよ」
「そんな屑共なんですね」
「悪事が隠されてきたね」
「何か学校って怖い場所ですね」
悪質極まる教師が残っていると知ってだ、龍馬は心から思った。
「ヤクザより酷いですね」
「ヤクザ屋さんは悪いことしたら警察に捕まるでしょ」
「はい」
「それにいつも警戒されているわね」
「悪事を働くものだって」
「けれど学校の先生や新聞記者は違うのよ」
彼等はというのだ。
「聖職者とか正義の立場って思われていたでしょ」
「子供に正しいことを教えたり報道で正義や民主主義を守る」
「そう思われてたいたからよ」
「マークもされていないんですね」
「そして身内に甘い性質が強いから」
日教組や新聞記者達自体がだ。
「だからね」
「ヤクザより酷いんですね」
「そうした人間もいるのよ」
勿論教師や新聞記者が全てそうではない、だが悪質な輩が多く暴力事件や性犯罪を犯す輩が頻出しているのも事実だ。
「だからむしろね」
「ヤクザよりもですね」
「日本では学校の先生やマスコミの方が問題なのよ」
「腐りきった世界だから」
「そうよ」
まさにというのだ。
「そしてその一部をね」
「やっつけるんですね」
「そうしてやるわ」
「そうですか」
「そう、優花を守る為に」
「やってやるわ」
衝夫そして鍛冶元を完全に潰すつもりだった、優花を守る為に。そうしたことを誓ってだった。優花はこの日のことを考えていた。
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