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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
222部分:決戦その一
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いることが特色である。このメテオが問題であった。
 メテオに限らず遠距離用の魔法は使いこなすには相当な魔力と技量を要する為夜間においての単独攻撃や撹乱戦等相手の戦力を削り取っていく場合に使われてきた。その使い方の難しさから戦術指揮において卓越したものを持つイシュトーも本格的に戦闘に入る前に敵の戦力を少しばかり減らさせるものとして使用するだけであった。それはどの軍においても同様であった。相手の虚を衝く知略及び機動力、攻撃力を駆使した急襲により勝利を収めてきた解放軍などは全くといって良い程使用していない。こうした遠距離用魔法の使い方を根本から変えた者がいた。その者こそ他ならぬアルヴィスでありこの変革こそがヴェルトマー炎騎士団を大陸最強と謳われるまでに押し上げたのである。

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