動き出す時代
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いけ。こっちはお楽しみ中なんでな、邪魔をす」
突如天井が壊れる音と共に黒い塊が複数降ってくる。
感知結界に反応があったために来るとは分かってはいたが、その姿には少しだけ驚かされた。
「迅雷を模したか。ウチに罪を擦り付けようとする気か。だが、甘いな」
「学園中にこれと同じ反応がある。どうする、元士郎?」
「予定を繰り上げる。PTを解禁する」
「ならばこの場は任せておけぃ」
「頼んだ。散開するぞ、ラウラは会長と動け」
体育館から飛び出して一番敵の数が多い第1アリーナに向かう。敵の数は約300。一人頭で6機潰せばお釣りが来るが、オーフィスの運行に20人ほど取られるから、狩れるだけ狩らせてもらおう。量産型迅雷らしきISが投げる爆発する苦無をプラズマカッターで切り落とす2機のPTの間に降り立ち、迅雷を切り捨てる。
「シールドを張って避難区画にするぞ。近くの一般人を誘導、防衛陣を敷く。オレは周辺の安全の確保に向かう」
「「了解」」
ラインを伸ばしてアリーナ周辺の迅雷を縛り上げて、そのまま捻り切る。そしてコアを摘出して集めておく。シリアルナンバーは付いていないな。これで証拠にはなるな。
「一般人への被害を許すな、行くぞ!!」
体育館から飛び出していく本体達を見送り、一般人に攻撃しようとする木偶人形にトマホークを投げつけて頭部を破壊する。
「貴様らはオレの獲物だ!!コール、ゲシュペンスト!!」
待機形態である腕時計に向けて大声で起動を呼びかける。地球連邦軍装甲擲弾兵の標準装備。開発されてから地球種が滅びるまでマイナーチェンジを繰り返して、最後の最後まで地球の勇者達を支え続けた、先に散った勇者達の亡霊。忍者もどきに負ける謂れはない。
「我が名はオフレッサー、勇者の中の勇者である!!血も通わぬ木偶人形の忍者もどき共よ、勇者を恐れぬならかかってこいっと言っとろうが!!」
無視して一般人を襲おうとする木偶人形を両腕のプラズマバックラーを起動させて殴りぬき、最初に投げたトマホークと、木偶人形に投げつけたトマホークの二刀流で壁に叩きつけていく。さすがゾル・オリハルコニウム製だ。全く欠けんな。
「第1アリーナでオレの仲間たちが防衛陣を敷いている!!一番戦力が集中してるから安全だ!!死にたくなければ急げ!!」
壁から抜け出そうとする迅雷に再びトマホークを投げつけて破壊する。
「流行遅れが。時代はアサシンなんだよ!!」
最初こそ気配が読めなかったが、所詮はプログラムだ。一度見切り、製作者の思考が読み取れれば
「撃ち抜け、フィン・ファンネル!!」
フィン・ファンネルが次々と迅雷にビームを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ