暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
動き出す時代
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っさにサポートできるわけじゃないからこそだね」

「命をかける以上はそうだよな」

「それに対して万能航行艦なら数百人単位、動かすだけなら10人ほどでも大丈夫なんだけど、とにかく大量の人員を運べるの。通常の定員が600人だし、積載量も200万tまでならほとんど問題ないし、初期コストはこっちの方が高いんだけどランニングコストを考えると3回で同じぐらい。だけど、運んだ量で比べるとその差は一目瞭然でしょ?」

「人数は100倍、運んだ物資が400倍じゃあ話しにならないな」

「それで、元々D×Dって宇宙開発の企業だから宇宙服とかもちゃんとあるし、細かい部品とかもちゃんと規格どおりに作ってるし、むしろ自分達で月を開拓するんだって準備を始めてるよ」

「一企業がすることじゃねえな!?」

「今なら月は誰の物でもないから丸儲けだとか悪い笑顔の社長が言ってた」

「そんな簡単に開拓なんて出来るのか?」

「出来るからこそ準備してるんでしょ?」














時は群雄割拠、幾つもの弱国が強国に潰され飲み込まれていく中、東西を強国に挟まれた小さな水の国。その国の王は潰される前にと東の国の王と姫を結婚させ、属国として生き延びようとしました。ところがそれを知った第1王女は城から抜け出し、西の国へと逃げ出してしまいました。しかし、王は焦ることはありませんでした。姫はもう一人居り、今度は逃げられないように牢に入れたのでした。

「二人共絶対に許さない」

牢に入れられた姫は見張りが居なくなると同時にブローチを壊し、破片を使って器用に鍵を開けて脱獄します。

「とりあえずは武器と金目の物を回収しないと。父はこのまま処刑なりされるだろうけど、私のために生贄になってもらおう。お姉ちゃんはその後に引き渡して民だけは許してもらえばいいでしょう」

脱獄した姫のもとに専属侍女が飛び込んできました。

「姫、助けにって、なんで開いてるの!?」

「ラウラ、ちょうどよかった。武器は持ってる?」

「サバイバルナイフなら」

「ナイフか。仕方ない。兵士から奪い取ろう」

「えっと、王様狩りを?」

「ううん、とりあえず宝物庫に行くよ。東の国の王に渡すのは勿体無いものを回収したりしないといけないから」

「国を捨てるので?」

「王を捨てるだけ」

二人して場内の見張りの兵士を気絶させながら宝物庫に辿り着く。頑丈な宝物庫の扉を兵士から奪った剣を犠牲にして切り開く姫。

「ラウラは持ち運びしやすくて足が付きにくい宝石を集めて。私は貴重な品を集めるから」

宝物庫内で手分けして行動を開始し、すぐに姫が戻る。今までの動きにくいドレスを脱ぎ捨て、動きやすいというより、戦いのため
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