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インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
動き出す時代
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た?」

「いや、色々変わっちまったなって。この前のキャノンボール・ファストの時から特に。容赦とかなくなってるし、何やってるのか全然わからなかったし」

「ああ〜、お母さんも言ってたっけ。ISに乗るとアレぐらいは余裕とは言わないけど出来るんだ。容赦がないのは相手がISだから。手加減の必要がないって楽。元士郎先輩も簪先輩も手加減なんてしたら追いつけないぐらい強いし、楽しいんだ」

「いつからそんな路上で殴り合いしてる奴らみたいな事になってるんだよ」

「私より強い人に出会っちゃった」

「はいはい。ちぇっ、オレも彼女が欲しいや」

「そもそもお兄の好みは?」

「そりゃあ、ほら、まずは話が合わねえと付き合いづらいだろう?努力だけじゃあどうにもならないこともあるし、趣味を曲げるってのも何処か違うだろう?見た目とかがどんなに良くても女性至上主義者は絶対勘弁。それ位か?」

「私より範囲が広いような気がするんだけど」

「いや、まあ、そうかもしれないけど、話が合わなかったりとか、周囲に邪魔されたりして中々な。ちょっと話そうとするだけで関係ない女共に冤罪着せられそうになるから。雑誌とかでも草食系が増えたって言うけど、そうしないと犯罪者にされるんだぜ。積極的に作ろうとするオレは少数派だ」

「私、女子校だからそこら辺は分からないや」

「そうだよな。普通に付き合ってる奴らですら、関係ない奴らの所為で別れなきゃならなくなったりしてるからな。おかしい世の中だぜ」

「ISの所為だよね。やっぱり」

「あんまり言いたくないけどな。男どころかISに関係のない女にまで疎まれてるよ。それ以上に女性権利保護団体とそれに傾倒してる奴らは嫌悪すらされてるけどな」

「大丈夫だよ、お兄。世界はもうすぐ変わるって。万能航行艦の話は知ってるでしょ?」

「軍用ISを完封したって奴だよな」

「重要なのはそこじゃないんだけどね。万能航行艦の良い所はね、簡単に宇宙にまで行けるってこと。私も1回だけ連れて行ってもらったけど、訓練とか何もいらないんだよ」

「簡単に宇宙にか。どれ位簡単なんだ?」

「う〜ん、又聞きだけど、スペースシャトル作って使い捨ての大気圏離脱用のロケット作って宇宙飛行士6人を養成して物資や機材を500kg積載して宇宙ステーションに送り込む。これだけのことに3年位の準備期間が必要なんだって。で、実はこの6人って何十人といる中の6人、残りの人は任命されるまでずっと共通訓練を受け続けるの。その何十人が毎年入れ替わってるんだって。それもふるい落としってさ、相手を信用できるかどうかの訓練とかだったりするわけ。全員が道連れになるから。だから信頼できる人としかチームを組めないの。人数が少ないから一人一人の負担も大きくて、と
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