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OS編ep3歌姫
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ユナのライブ当日
キリト達はライブ会場に来ていた。
「あー喉が・・」
昨日のカラオケでハッスルしまくったシリカは喉をからせていた。
「大丈夫ですか?シリカさん」
「全く歌いすぎよ・・あれそういえばキリトは?」
リズの一言で皆辺りを見渡すがキリトの姿はなかった。
「トイレに行くって言ってたわよ」
遅れてシノンも合流しリュウヤは先に席取りに向かった。

キリトは一人エレベーターにのって地下駐車場に来ていた。
「やはり来ましたか・・黒の剣士」
「お前ノーチラスだな」
「今の僕はエイジだ!!」
キリトの言葉に声を荒げるエイジ。
「エイジ悪いが力付くでも兄貴とアスナの記憶を取り返す」
そういってキリトは手首に着けていた重りを外す。
「良いでしょう・・本当の力を見せてあげますよ」
「「オーディナルスケール起動!!」」

会場ではユナのライブが始まっていた。ド派手な演出で飛び出してきたユナはステージを走り回り歌を歌う。その様子を特等席で一人の人物が見ていた。
ーーオーグマーの開発者重村教授だ。
その教授に一人の少女が近付いてくる。何度もキリトとであったあの少女だ。
「お父さん!!もうやめて!!私生き返りたくなんてない!!」
「悠那・・それは自己保存モジュールが言わせてるだけだ」
その少女ーー悠那の言葉を切り捨てる重村。悠那はこれ以上何を言っても無駄だと思い、その場を後にした。

ライブ会場大道具倉庫
大きな機材が収納されている倉庫の中にジェネシスはいた。
ーーかつてジェネシスはただのネットゲーマーだった。色んなMMOをプレイしたがどのゲームも弱い部類に入るプレイヤーだった。強い武器を手に入れても強いプレイヤーにPKされ奪われた。そんなとき出会ったのがSAOだった。世界初のVRMMOに期待していたジェネシスだったがSAOがデスゲームとなった事により事態は一変した。約二ヶ月ただひたすらに絶望し外の世界から助けを待ち続けたが助けは来ることはなかった。やがてジェネシスは戦うしかないと気付き前線へと出るようになった。そこでリュウヤと出会った。崇拝者と言えばいいだろう。ジェネシスは幾度なくリュウヤに助けられた。それだけではない。リュウヤの強さに何時しか憧れを抱いていた。しかし五十五層でのフィールドボスとの戦いでジェネシスは外周から落ちた。それを助けたのがユナだった。
その事を思い出していたジェネシスの後ろに一人の人物が近付いてくる。
「遅かったじゃねぇか・・待ちくたびれたぜ」
ジェネシスが話しかけるがその人物は返事をしない。
「おい無視はねぇだろ・・お前誰だ?」
振り返るとそこにエイジでもリュウヤでもなくリーファがいた。
「あなたがジェネシスですか?」
「あ、ああそうだが・・」
「やっと見つけた・・リュウヤの記
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