暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-B航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Alpine Family〜
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を待ってくれてた。やっぱり優しい子たちなんだ。だから「どうして!」改めて僕は話しかける。
「どうしてプライソンのこんな狂った計画を手伝っているんだ! プライソンの所為でどれだけの犠牲者や被害が出るって・・・!」
「そうだよ! この前の本部の襲撃で、多くの人が亡くなったんだよ・・・!」
それに今もおそらく外じゃ多くの人が亡くなってるかもしれない。僕たちがここ“アンドレアルフス”に突入する前、すでに20名近くの航空武装隊員が撃墜されて亡くなってしまっていた。
「だってママがプライソンを手伝ってるんだし」
「娘として一緒に手伝うのはおかしくない」
「あなた達だって、お母さん代わりの隊長さんの言うこと聴いて戦ってるし」
「それと同じだよ。代わりのお母さんの言うことを聴いてるあなた達、ママの言うことを聴いてる私たち。大切な人が願ってるから、少しでも力になりたくて手伝う。どこかおかしい?」
ルーとリヴィーが交互にそう言って、最後にルーが小首を傾げた。大切な人のため。ソレは理解できる。僕だって最初はフェイトさんやアリシアさんのために、この魔法の力を使おうとしてた。でも今はそれ以上に・・・。
「僕は、僕とキャロの意志でここに立ってる! 大切な人たちの考えを振り切って! ルーとリヴィー、君たちと話をして、戦わずに止めたかったから!」
「ルーちゃん、リヴィーちゃん! お母さんのためだって言うなら、こんな事をしてちゃダメだよ! 今やってるのは悪い事なんだよ! だからもうやめて!」
いくら洗脳されているからって、もう無罪放免で済まされるようなレベルじゃない罪を犯してしまってる。だからこれ以上の罪を重ねさせないようにしたい。キャロの思いを聴いたルーとリヴィーはギュッと拳を握りしめた。
「悪い事をしてるってことは判ってる、私たちだって・・・!」
――トーデス・ドルヒ――
「でもそうしないとママが生きていけないんだもん!」
――マナクル――
僕たちの足元にベルカ魔法陣が展開されたから、僕はキャロの腰に左腕を回して抱きかかえた上で「ソニックムーブ!」を発動。すぐに魔法陣の上から逃れた直後に、魔法陣から帯状のバインドが複数と伸びて来て、僕たちの元へと殺到して来た。さらにルーの射撃魔法8発も続けて発射された。
「リヴィーちゃん! メガーヌ准陸尉が生きていけないってどういう意味か教えてほしい!」
「僕たちに何か出来ることがあるなら、全力で力になるから!」
僕はキャロを抱えたまま“ストラーダ”のブースターを利用して室内を跳び回る。リヴィーのバインドは解除されたのかすぐに消えて、ルーの攻撃も全弾が外れた。ソレを確認してブースターを停止して、僕たちは改めて2人と相対する。
「無理だし
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