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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-B航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Alpine Family〜
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御魔法としての抵抗感が一切感じられないところを見ると、直撃だけは確実に避けねばなるまい。
「穿空牙!」
突進から繋げる零距離の空牙を准尉に打ち込む。咄嗟に両腕を掲げてバリアを張ってガードされたが准尉は耐えきれずに「きゃああああ!」悲鳴を上げ、20mほど先の壁へと向かって吹き飛び、そして壁に激突した。
「メガーヌ!」
(准尉の反撃が再開される前に、アギトだけでも墜とす!)
少し痛いかも知れないが、これもお前の為だ。こういう場合のためにバインドなりを修得していれば良いんだが、恥ずかしながらそこまで器用ではない。“レヴァンティン”を反転させ、准尉に気を取られていることで私に背を向けているアギトへ一足飛びで接近し、そのまま峰打ちを繰り出そうとした時・・・
――アドラーフリーゲン――
ピンポイントで“レヴァンティン”の腹に魔力弾が着弾し、その軌道を逸らされてしまったことで空振ってしまう。そのやり取りでアギトに「いつの間に!」気付かれてしまった。振り降ろした勢いのまま前方に向かって跳ぶと同時・・・
――アドラーフリーゲン――
「この・・・!」
――フランメ・ドルヒ――
准尉とアギトの射撃魔法が私の後を追って撃ち込まれ続ける。バリアも解除され、再発動するのにも僅かな時間を有するために「はっ!」“レヴァンティン”で斬り払って迎撃する。攻撃が止んだところで足を止め、防護服を両手で払っている准尉へと目をやる。
「メガーヌ。アイツ、思った以上にやるよ」
「そうね〜。じゃあ、アレをやってみようかしら」
「おう! レーゼフェアにいろいろと調整してもらって、メガーヌともユニゾン出来るようになったしな!」
アギトはそんな准尉の元へ向かい、そして手を繋いだ。ユニゾンという単語以上に「レーゼフェア・・・!」の名前に反応する。ルシル以外には無闇に手を出さないとは聞いてはいても、背筋にどうしても嫌な汗が流れる。
――今度は貴様だけでなく下僕共も逃がさん・・・!――
――面白な、そのジョーク。じゃあ、俺と一対一で闘ってもらおうじゃないか――
「「ユニゾン・イン!」」
脳裏に過っていたバンへルドとシュヴァリエルの言葉と存在感に思いだし気圧されてしまっていた私は、准尉とアギトのユニゾンを許してしまった。准尉の紫色の長髪は赤紫色になり、赤い瞳もまた赤紫色へと変わり、背中より翼とは言えない崩れた形状の炎が一対噴き上がっている。そして床より1mほど浮き上がっていることから、飛行能力も得ているようだ。
「大した魔力を放つではないですか・・・!」
肌にビリビリと感じる強い魔力。いくらユニゾンしたと言ってもこれ程までに魔力が増大するなど有り得ん。准尉とアギトがユニゾン出来るようにレーゼフェ
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