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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-B航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Alpine Family〜
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には接近する。素直に称賛するわ。だけど・・・」

アギトが准尉の頭上へと移動して、「スターレンゲホイル!」魔力弾を床に向けて発射した。お前の魔法は知っている。准尉やアギトの気配と魔力をしっかりと脳裏に刻み込み、2人に背を向けることなく目を閉じて即座に後退する。直後、まぶたの裏からでも判るほどの閃光が爆ぜ、鼓膜が破れてしまいそうな爆音が襲って来た。

――エッケザックス――

「っ!」

その場から右へ向かって駆け出すと、爆音に紛れて爆発音と衝撃が背後から伝わる。直後に反転して体を向け直し、右斜め前に向かって一足飛びで移動。その直後に先程と同じ爆発音と衝撃波が背後に伝わった。砲撃の2連撃だな。

(2発目!)

――パンツァーシルト――

二連砲撃をやり過ごしたところで、即座に前面にシールドを展開したうえで准尉へ向かって突進する。この時にアギトの繰り出した魔法による閃光と爆音は治まるが、耳鳴りはまだ続き、まぶたを開けるも光が強烈過ぎたこともあって未だに鮮明とは言えない。

――フラッターハフト・シュパッツ――

――フランメ・ドルヒ――

研ぎ澄ませた感覚に引っ掛かる複数の魔力反応。両脚に魔力を込め、床を蹴って天井へと跳ぶ。脳裏にこの部屋のイメージを浮かべて、どこで反転し、天井に足裏を付け、膝を曲げればいいか、などというタイミングを計る。

(いくつかの魔力は通り過ぎ、残りの8つの魔力はそのまま追って来るか・・・)

准尉の誘導射撃だな。准尉――大きな魔力反応の居るところに検討を付け、「パンツァーガイスト」を発動して全身を魔力で覆って、天井を強く蹴ってその場へと突っ込む。6つの魔力反応が下方から向かって来るのが判った。

――ブレネンクリューガー――

ようやく視力が正常に機能したところで、感知していた魔力反応通りにアギトの火炎弾6発が四方八方から迫って来ていた。直下に居る准尉は笑顔を浮かべつつ私を見上げ、デコピン状態にした右手を私へと向けていた。折り曲げられた中指の爪の辺りには小さな魔力スフィアが1基とある。

――シルト・ドゥルヒシーセン――

まずはアギトの火炎弾が私に着弾するが、全身を覆う魔力膜の防御力は突破できない。爆炎と黒煙で僅かに視界が黒に満ちるが、私は急降下中。すぐに視界は鮮明になる。とここで、准尉が魔力スフィアを爪弾きで射出。ビー玉サイズの魔力弾だが、ここでその攻撃となると見た目通りというわけではあるまい。

――パンツァーシルト――

念のために前方にシールドを展開した直後に着弾し・・・

「っ!?・・・くっ!」

シールドやバリアを貫通し、私の生身にダメージを与えてきた。とは言ってもギリギリで顔を逸らしたことで頬を掠っただけだったが、その効果はかなりまずい。防
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