暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic25-B航空空母アンドレアルフス攻略戦〜Alpine Family〜
[1/12]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
†††Sideキャロ†††

私とエリオ君とシグナム副隊長のライトニング、それにすずかさんとシャルさんとトーレ一尉の6人は、“聖王のゆりかご”の無防備な後方を護る護衛艦・“アンドレアルフス”の攻略を任された。そして今、艦内に突入するべく滑走路に向かってる途中。

――レイストーム――

そんな中、本当の姿に戻ってるフリードの鞍に跨ってる私とエリオ君へと敵の光線が向かって来た。光線を避けるために手綱を握るエリオ君(今ではすっかりフリードと仲良しだ)が、フリードに回避行動を取らせようとした時・・・

――光牙烈閃刃――

真紅色の砲撃が私たちと光線の間を通り抜けて、光線を全て掻き消してくれて行った。砲撃で私たちを護ってくれたシャルさんが「エリオ、キャロ、そのまま往って!」そう言ってくれたから、私とエリオ君は「はいっ!」頷き返した。

「エリオ君!」

「うん!」

先に滑走路に降り立ってたシグナム副隊長とすずかさんに続いて、私たちも滑走路に降り立つことが出来た。私は「ありがとう、フリード」って首筋を撫でて、いつもの小さな姿に戻してあげる。

「スノーホワイト。艦内ヘ入るための入り口を探して」

≪かしこまりましたわ≫

すずかさんが両手にはめたグローブ型のブーストデバイス・“スノーホワイト”に指示を出した。滑走路は全長1km後半、幅は800m、高さは10mくらいあるから、入口を探すのも一苦労しそう。

「イレギュラリティソナー!」

滑走路の床に両手を付いたすずかさんを中心にして魔力波が円形状に這うように放たれて、滑走路内すべてを通過した。そして「こっちです!」すずかさんが駆け出したから私たちも追った。すずかさんが滑走路の中央部で立ち止まるとしゃがみ込んで、「ここにハッチがあります」床に手を這わせた。するとプシュッと音を出しながらハッチが開いた。

「内部には防衛戦力が控えていると思われる。シャルやトーレが揃うのを待っていたいが・・・」

シグナム副隊長が艦体後方を見やった。さっきの光線が空を縦横無尽に通過して行ってて、すごく激しい戦闘だって判る。エリオ君が「どうしましょう?」って訊ねたところで、「我々もご一緒します!」滑走路の前方から、20人くらいの武装隊員が来てくれてた。

「第2003航空武装隊、2班と3班です」

「よかったです。通信や念話を入れてたんですけど繋がらなかったので、何かあったのかと不安でしたが・・・」

ある隊員さんにそう言われてシグナム副隊長も「なるほど。これは妨害が働いているのか」確認したみたい。外部との通信や念話が妨害されてるって。

「本局や教会騎士団から新しく援軍が来てくれましたので、少し戦力に空きが出て来たんです」

「そうか。ではよろしく頼む!」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ