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剣の世界で拳を振るう
ホロウエリアで
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帰ろうと腰をあげた。

「ま、取り敢えず言えることは、だ」
「…何よ」

振り返ってシノンを見る。
また俺が助けられるとは限らない。
けど励ましの言葉なら送れるだろう。

「俺が行くまで負けるな…諦めるな。何時か絶対、助けに行くよ」
「…ふぅん」
そう言うとシノンはスタスタと歩いていく。

「え?あの、シノンさん?俺今結構カッコいいこと言ったつもりなんだけど…シノンさん?おーい…」

何故か返事をしてくれないシノンを俺は慌てて追いかけるのだった。


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