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マクロスフロンティア【YATAGARASU of the learning wing】
訓練
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方がいいか。

「んで?お前は乗れてんの?VF-19(コイツ)に。」

「……まあ、ボチボチだ。」

分かってはいたがかなりGがキツい。正直なところ乗りこなす、とまではいかないのが現状だ。一度本気で気を失いかけたが。

「ボチボチ…ね。吐いて無いだけでも凄ぇと俺は思うぜ?」

「かといってそこから先に進めないからなぁ………」

Gがキツい上に癖が強過ぎる機体だ。簡単に乗りこなせるとも思ってなかったが、まだ認識が甘かったと認めざるを得ない。

「ISCを産み出したL.A.I技術部がどれだけ偉大か再認識したよ。」

「だな。VF-25シリーズの性能はISCありきだからな。今の内に慣れとけば限界稼働時間越えても平気なんじゃないか?」

現状ISCの性能は、VF-25の最大機動時で120秒間だ。普通に操縦していればまず越える事はないが、対応しておくに越したことはない。なら……

「お前も乗るか?後部座席は空いてるぞ?」

「……全力で遠慮する。俺の機体はそんなに負荷が掛からねぇからな。」

VFに無理矢理VB並みの火力を持たせたクレイのシューターパックは当然というべきか重く、運動性が落ちる。一応VF-171ぐらいにはあるらしいが本家VF-25と比べて大幅に落ちるのは否めない。必然、機体への負荷も減る………と、思われがちだが違う。

「お前……射撃反動の相殺にISC使ってるだろ?」

本来VFの軽い機体でVBの兵装を扱うのには無理がある。その無理を通しているのがISCで、反動をフォールド空間に飛ばす事で機体が吹き飛ばない様にしているのだ。

これは俺のストライクパックのレールカノンにも言える。確か最大出力で最大機動時間に直すと5秒分ほどの反動が掛かった筈だ。

「ぐ……そもそも俺は動くポジションじゃないから良いんだよ!」

よっぽど乗りたくないらしい。まあ俺は前衛だから乗ろうと思えるが普通は避けたいわな。

「翼さん、ちょっといいですか?」

「ああ、ミシェル。……どーせ『アレ』だろ?いいぜ、何時だ?」

「相変わらず話が早い……明日にでもやりたいんですけど?」

「OK、えーっと明日なら……1400からでいいか?」

「……昼飯の後ですか?」

「の、方が良いだろ?飯はちゃんと食わせとけよ?」

「……俺、今までかなりキツい訓練組んできたつもりですけど、翼さんには敵いませんね。」

「ふん、百年早い。」

本当に相手を思いやるなら中途半端なメニューでは逆効果だ。徹底的に叩き潰すして、そこから這い上がらせる。成長させる為にはそれが一番早い。










翌日

「さて、早乙女准尉。覚悟はいいかな?」

「なあ翼さん、一体これは
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