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提督はBarにいる。
お節もいいけどカレーもね?・その5
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しクスッと来た。しかしこれならカレーだけじゃなく色んな物を包めそうだな?ピザソースとチーズとか、ピロシキの中身なんかも良いかもな。

 カレーを作るのに使ったフライパンを洗って水気を飛ばしたら、揚げ油を深さ2cm位になるように入れる。温度は中温……大体170℃位が良いだろう。カレーを包んだ食パンをフライパン一杯に敷き詰めて、中火でこんがりと揚げていく。時々引っくり返しながらパンが狐色になったら完成だ。



「ど……どうぞ!召し上がって下さい!」

 見た目にもスティック状になっているから食べやすそうだ。どれどれ、味の方は……うん。肉がジューシーな状態でカレーを引き立ててるな。周りのパンもサクサクで歯応えがいい。軽い軽食とか、夜食なんかにも良さそうだ……揚げ物だからカロリーを気にしなければ、だが。





「さてさて、最後は白露型の新顔!山風ちゃんのカレーです!」

「ど、どうも……」

 山風は恥ずかしいのか、お盆で顔を隠したままオドオドしている。おいおい大丈夫か?

「あぁ……山風かわいいprprしたいハァハァ」

 ……隣にもっとダメなのがいた。しかし何と言うか、小動物的と言うか、捨てられた仔犬みたいな雰囲気があるよな山風。

「それで、山風ちゃんのカレーはどんなカレーでしょう?」

「えっと……牛スジと、根菜のカレー…です……」

 小さい声だったがしっかりと聞こえたぞ。牛スジってのは下拵えでも手間だからな、ちゃんとした料理の腕がないと中々扱いづらい食材でもある。これは期待しておこう。



《山風:牛スジと根菜の和風カレー》

・牛スジ:250g

・人参:1本(100g位)

・玉ねぎ:大1個(200g位)

・ゴボウ:1本(40g位)

・蓮根:1個(100g位)

・大根:150g

・ほんだし:小さじ3

・めんつゆ:大さじ3

・カレー粉:30g

※とろみが足りなかったら水溶き片栗粉適量



 さぁ、まずは牛スジの下拵えからだな。一口大に切った牛スジを沸騰したお湯に潜らせて軽く湯がく。これは臭みを取る為の作業だな。お次は……圧力鍋に湯がいた牛スジと酒(分量外)と水を入れて、圧を掛けながら柔らかくなるまで煮込んでいくワケか。大体20〜25分くらいか?

 その間に野菜を刻むらしいな。玉ねぎはざく切りに、人参、蓮根、ゴボウは乱切り、大根は銀杏切り……と手際が良いじゃないか。

 煮込んだ後で自然と圧を抜き、柔らかくなった牛スジの鍋からアクを取り除く。圧力鍋は短時間で柔らかくなって良いんだが、途中でアクを取り除いてやれないってのが弱点だよなぁやっぱ。ま、蓋を開けた時にしっかりと取れば良いだけなんだが。

 お次は玉ね
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