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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
3:痛いのは足首……でも足全体をマッサージすると良い。
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(リムルダール地方)
リュカSIDE

「あれぇ? 何処に置いたかなぁ……?」
毒沼ボッチャン足ヒリヒリ事件の所為で、ルビスから渡された旗を放り投げたイケメンな私。
今それを回収しに舞い戻ってきたのである。

「あ、あった!」
拠点予定地の直ぐ側で見つけた旗を手に取ると……
『もうよろしいのでしょうか!?』
と、不機嫌女神の不機嫌ボイスが聞こえてくる。

「何、怒ってんの?」
聞くだけ野暮なんだけど、俺にも言い分があるのだし、取り敢えず更なる怒りを誘発させてみる。
『怒ってる理由なんか解ってるでしょ!』
ほらね。更に怒るでしょ(笑) もう一押しだね。

「解んねーよ」
『その希望の旗は重要な物なんですよ! それを放り投げて、この場から離れるなんて言語道断です! この荒廃した世界に私の力を広めるアンテナなんですよ、その旗は! 竜王の手の者に盗まれでもしたら如何するんですか!?』
如何もしねーよ。

「誰も盗まねーよ、こんなボロい旗」
『そんな事、解らないじゃないですか!』
「解るよ。現に置きっ放しにしてても、誰も見向きもしてねーじゃん」
『そ、それは……その旗が重要アイテムだとは知らないからですぅ!』

「“ですぅ!”じゃねーよ貧乳女神。誰が如何見ても重要に見えねーだろ、この旗は! 即ち誰も盗まねーんだよ!」
『で、でも……私にとっては重要で、それを放置されると不安でいっぱいになるんですよ。ちょっと先に旗を拠点(予定地)に立てれば良いだけじゃないですか。放置しないでくださいよ!』
オメーの都合なんか知るかよ。

「オメーこそ、ちょっと先に毒沼の事を教えておけば良かったじゃねーかよ! それを知ってれば俺だって気を付けたし、気を付ければ毒沼に触れる事もなかったんだ。ヒゲメガネとイチャイチャして忘れてんじゃねーよ!」

『“イチャイチャ”なんてしてませんー! 怒られてたんですよぉ』
嘘くせーなぁ……根が素直だから嘘も碌に吐けねーんだな。
その点ヒゲメガネは違うね。
性根が腐ってるから、嘘もスラスラ言える。

「分かった分かった……兎も角お前が情報を伝えなかったから、こうなったんだ。だからお互い様って事で煩く言うな!」
飽きてきたので俺の方から口論を断ち切ると、拠点(予定地)へ歩を進める。
ボロ旗を立てる祭壇まで……

だが祭壇へ到着する前にメルキドほどじゃないが、このリムルダールでも町が有った名残を発見する。
半分崩れかけた小屋と、明らかに周囲の毒沼とは違う綺麗な水場……
うん。先ずは寝床を確保しないとね。俺の人生には一番重要だもんね。
水場は(いず)れ整備するとしても、今は後回しでも良いね。

そうとなったら行動は早いよ。
ボロ旗を祭壇に立てたら、先程歩き回った時に
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