第三十三話 落ちる薔薇その十二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
前は特にでした」
「何かと教皇庁の介入を受けてきました」
「そして暴利を貪られてきました」
「異端審問でもそうでした」
「国に煙があがらない日はなかったです」
火炙りのそれだ、魔女とされたならばその末路は火炙りである。それでこの国でも多くの者が犠牲になってきたのだ。
「どれだけ焼き殺されたか」
「それこそすぐにはわからない位です」
「魔女の財産は全て教皇庁のものとなりますし」
「忌まわしいこともありました」
「そうだな、特にだ」
太子はここで司教を見て言った。
「卿はだな」
「はい、かつてはです」
「教皇庁にいてな」
「近い考えでした」
こう太子に答えた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ