Track 4 ともに目指す場所
活動日誌21 にこぷり ・ じょしどう! 2 『にこ襲来』
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なものだよね。
英玲奈さんの言葉で恥ずかしくなって、俯く新人6人なのだった。
♪♪♪
「そ、それでは改めまして……国立音ノ木坂学院スクールアイドル『Dream Tree』の高坂雪穂です!」
「同じく……絢瀬亜里沙です」
「同じく……高町涼風と申します」
私達は立ち上がると、自己紹介をした。そして同時に頭を下げ、「よろしくお願いします」と伝える。
言葉が終わると同時に拍手が聞こえてきた。
そして拍手がやむと、彼女達が今度は立ち上がる。
「はじめまして! UTX学院スクールアイドル『B-revived』の蒼井 優希です」
「同じく……折葉野美沙です」
「同じく……神戸 那実です」
3人が自己紹介を終えると、私達と同じように頭を下げて「よろしくお願いします」と挨拶をした。
そんな3人に拍手を送って自己紹介が終わる。
「なるほど…… B-revived ですか。力強い名前ですね?」
「そう? Dream Tree も力強い名前だと思うけどねぇ?」
だけど突然、海未さんが言葉を紡いで、あんじゅさんが答えていた。
先輩6人が何か大胆不敵な笑みを浮かべながら、見つめ合っていた。な、なに、どうしたの?
そんな先輩6人の威圧に驚いていた私達。
――と、思っていたら、お姉ちゃんはこっちの人間だったようだ。なんてね。
「う、うみちゃんうみちゃん…… B-revived って、どう言う意味なの?」
小声で訊ねるお姉ちゃん。って、いや、ツバサさん達がいる目の前で海未さんに聞くのはどうだろう。
そんなお姉ちゃんに苦笑いを浮かべていた先輩達。すみません、うちのお姉ちゃんが。
お姉ちゃんと知りたがっていた私達新人に説明する為に、ツバサさんが言葉を紡ぐのだった。
「このユニット名は私が名付けたのだけれど……『Be revived』の造語ね? 意味は『蘇る』よ」
ツバサさんの言葉で私達は海未さんの言ったことを理解した。
蘇るという意味。
つまり『A-RISE』が築き上げてきた栄光を蘇らせると言うこと。それを可能にしようと頑張るってことなんだと思う。
今はトップをお姉ちゃん達に譲っているけど、次の彼女達が諦めていないってことだよね。
そんな決意をツバサさん達が託して、託された彼女達なんだ。
当たり前のことなんだけど、改めて彼女達を見て身震いしていた。
だって、ツバサさん達はもう卒業してしまったから、同じステージに立つことができないって悲しかったけど。
彼女達の意志を受け継いでいる後輩達が、私達と同じステージを目指すってことなんだもん。
それも3年間共に切磋琢磨できるんだもん。
それ
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