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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
215部分:聖剣その四
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現実に見られるということになりセリスの胸は躍った。憧憬の念が次第に強くなっていくのが自分でもわかる。
(シアルフィ・・・・・・。一体どの様な国なんだろう)
 だがその念はすぐに断ち切られた。天幕に一人の騎士が飛び込んで来た。
「申し上げます、シアルフィから脱出してきたと思われる子供達の一団が暗黒教団の者達に追われこちらに向かっております!」
「何っ!」
 席から跳ねる様に立った。場がざわめく。
「すぐに救援を送るんだ、事は一刻を争う、何としても子供達を救い出そう!」
 令が下される。
「ハッ、既にミーシャ様とカリン様が暗黒教団の者達を退け子供達を全員保護いたしました。今子供達を連れこちらに戻って来ております」
「えっ・・・・・・」
「速いですな」
 セリスもオイフェも意表を衝くその速さにいささか面食らった。その頃当のミーシャとカリンは救い出した子供達を解放軍の本陣へ導いていた。心なしか子供達を見る二人の目が温かい。

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