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ラブライブ! コネクション!!
Track 4 ともに目指す場所
活動日誌21 にこぷり ・ じょしどう! 1 『にこ襲来』
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こへだってついていくよ。背中を追いかけていくんだよ。
 お姉ちゃんの背中を追いかけられるのは今年だけ。来年になったら追いかけられない。
 もちろん、目標としてならずっと追いかけていくけどね。
 こうして、目の前に見えるお姉ちゃんの背中は今年しか追いかけられないんだ。
 だから、どこへだってついていくよ。どんな場所だって驚かない。どんな場所だって恐れない。
 私達はお姉ちゃんを信用して、ただ背中だけを見つめて進んでいくのだから――。

♪♪♪

「「「……」」」

 ――なぁんて意気込んで歩き出した私達だったけど。
 目的地に到着した私達は驚いていた。恐れていた。緊張して声が出なかったのだ。
 お、お姉ちゃん、そうならそうと、先に言っておいてよー!
 ここここ心のじゅじゅじゅ準備がでででできてないじゃん!!
 当然、隣の亜里沙と涼風も同じだと思う。
 先日のファーストライブ以上に緊張している私達。どこにいるかと言うとですね?

「……お待たせして、ごめんなさいね?」
「――あっ、ツバサさん」
「私達も久しぶりに来たからね? 先生方にも挨拶しないといけないんだよ?」
「すみません、英玲奈さん……」
「はい、飲み物もってきたわよぉ」
「あんじゅさん、久しぶりですぅ」

 そんな緊張していた私達の耳に綺麗な声が聞こえてくる。
 声のする方へ向き直る私達の視界に、ツバサさん達3人がお盆に飲み物をのせて運んでくるのが見えた。
 3人に向かって自然と言葉を返していたお姉ちゃん達。
 お姉ちゃん達に微笑みを送ると、私達に視線を移して――

「雪穂さん達は、はじめてよね? ……ようこそ、UTX学院へ!」
「「「おおおお、お邪魔しています!」」」

 ツバサさんが言葉を紡いでいた。そんな言葉に私達は、綺麗にハモって変なことを言っていた。
 す、凄いシンクロ率だね。自分達でもビックリして顔を見合わせたくらいだし。なんてね。
 そんな私達に大爆笑を送る先輩6人。
 そう、今私達はUTX学院のカフェスペースにお邪魔しているのだった。

「悪いわね? 急に呼び出してしまって……忙しいのにね」
「あっ、全然問題ないですよ? 呼んでもらえて嬉しかったです」

 ツバサさんがお姉ちゃんに申し訳なさそうに伝える。その言葉に笑みを浮かべて返すお姉ちゃん。
 どうやらツバサさんからメールをもらってお邪魔したみたい。
 だけど、私達まで一緒で良かったのだろうか。
 そんな風に困惑していた私と亜里沙と涼風。
 私達の困惑の顔で悟ったのだろう。ツバサさんが私達に声をかけてくれるのだった。

「どちらかと言えば、雪穂さん達をご招待したかったのよ?」
「私達をですか?」
「そう言うことだね? 君達のファーストラ
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