第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
interlude1:ハングドマンと無限工房〜New truth〜
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いのか」
『ええ、そうすればこれを起動できるしあのロボットも起動できるわ』
俺はスカーレット・ハートの指示に従い制御盤のようなものに触れる。すると今まで触っても変化しなかった制御盤のディスプレイが明るくなる。
『起動プロセス開始。『無限工房』及びアシスト起動兵器『ハングドマン』を正式起動スタート。本体データ『スレイヴ』と『神無月進』の戦闘記録データを転送。設定を開始――――』
制御盤に触れた途端、スカーレット・ハートがなにやらいろいろな単語をつぶやいていた。まさか彼女が俺の中で目ざめる前提でこれがあったのか。しかも『無限工房』や『アシスト起動兵器ハングドマン』聞いたことがない単語が出てきている。
「マスター…って。何しているの?何か目の前の画面がよくわからない数字とか文字がたくさん出てきているけど……」
「俺にもよくわからない。何せお前に説明したと思うが、俺の中のサポートプログラム型の人工知能のスカーレット・ハートがこの工房みたいな装置とお前の隣にあるそのロボットを起動しているらしい」
「へぇ〜そうなの。後、義手の整備装置設置終わったよ。後はやる事ないからマスターと一緒にこれの起動するところ見てていい?」
「ああ、大丈夫だ」
そして画面のウィンドウが落ち着きないやら六角形の紋章のようなものが映りそのままになる。
『起動プロセス再確認……確認終了。ふぅ…これで起動は終わったわよ』
どうやらスカーレット・ハートによる起動が終わった。すると近くから駆動音が聞こえ声のほうに振り向くと先ほどの紺色の重装甲ロボットのカメラの部分が起動した。
『外部による起動コード受信完了。これより『ハングドマン』正式起動〜!!』
まるで甲高い三十台の男性のような機会越しの音声が重装甲のロボットから聞こえてくる。
「スカーレット・ハート。こいつはいったい何なんだ?」
『私にもわからないわ。私が知っているのはこの二つの機会を起動することだけしかわからなかったからこのロボットがどんな者か判らないわ』
起動した本人でさえ判らないロボット…だがここにおいてある以上害はないと思うが。
重装甲のロボットが動き出しあたりを見つめている。
「マスター。少し怖くなってきた」
テュールが少し警戒している。まあ俺でも得体の知れないからな。だが少なくともスカーレット・ハートが起動をしたこと、そして俺の施設にある時点で危害は加えないだろう。
そして重装甲のロボットがこちらの存在に気づいたか俺とテュールがいるほうへ向く。
『あーあ、え〜と。聞こえてるかな?』
どうやら話せるようだ。
「ああ、聞こえているが。お前は何者だ?」
『すないねぇ、自己紹介しないとね。ご主人〜』
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