ガンダムW
1618話
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OZの水中MS隊や、もしかしたら連合軍にも攻撃を掛けてくるかもしれない未知の勢力がいれば、こっちも迂闊に出掛ける訳にもいかない。
いや、本当に危険なら影のゲートを使って戻ってくる事は出来るんだが。
やるべき事があるのに、それがいつ起きるのか分からないというのは……焦燥感を抱いても仕方がないのだろう。
「何でもない。ただ、連合軍とOZの戦いだった筈が、面倒な事態にならないといいと思ってな」
「面倒ってんなら、もう十分面倒になってると思うけどな。バルジが消えたのなんて、面倒以外のなにものでもないだろ?」
「あー……うん、そうだな」
普通に考えれば、バルジが消えたというのはデュオが言う通り、色々と面倒な事態なのは間違いない。
バルジが消えた以上、また他の何かも消えるかもしれない。
バルジが消えた理由が不明な以上、宇宙ではまた同様の事が起こる可能性は十分にあると考えても不思議ではなかった。
特にその心配を大きくしているのは、当然のようにバルジと同様に宇宙に存在しているコロニーか。
バルジが消滅した以上、コロニーが消滅しないと考える者がいるとも思えない。
コロニーを故郷として考えているデュオにとっては、特にその思いが強いだろう。
「なぁ、まさか……本当にバルジが消滅したのは連合軍の秘密兵器とか、そんな事はないよな?」
「あのね、デュオ。どうやればそんな真似が出来るのよ」
一応、といった感じで尋ねたデュオに、サリィは呆れたように言葉を返す。
それには納得出来るのか、デュオはサリィの言葉に言葉を返さず、頷くしか出来なかった。
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