ガンダムW
1618話
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の事が一層こっちの予定を分かりづらくしている。
いっそ、この基地を襲ってきて欲しいんだが……無理か。
ちょっとした情報網があれば、俺達がこの基地にいるというのは分かるだろう。
堂々と訓練を行っている事もあって、別に隠している訳でもないのだから。
「ちぇー。連合軍側についたし、戦う相手はOZだけだと思ってたのによ」
不服そうなデュオの様子だったが、それには俺も頷きを返す。
実際問題、相手の素性が分からない状態でこっち――連合軍のだが――基地を破壊されるというのは、厄介極まりない。
OZもガンダムと戦っている時は同じように感じていたのか?
もっとも、OZはガンダムがコロニーから送られたMSだと知っていたが。
その点で言えば、こっちの方がかなり不利だという事になる。
まぁ、情報網の甘さだと言われれば、それまで何だが。
「それで、俺達はいつまでここにいればいいんだ?」
少し不満そうな様子の五飛。
まぁ、元々今回の相手は水中用MSという事もあってあまり気が進まなかったところに、未知の勢力の出現だからな。
「悪いけど、五飛は……いえ、シャドウミラーには暴れている水中用MSの集団をまず何とかして貰いたいのよ」
「……ふん」
これも原作の力と言うべきなのか、五飛もサリィには甘いというか、弱い。
サリィのような美人に構われるのが嫌いな男はいないだろうが、何気に五飛って年上好きなのか?
だとすれば、ホワイトスターのシャドウミラーに迎え入れるのは少し難しいかもしれないな。
何だかんだと、シャドウミラーには五飛より年上の女が多いのだから。
「サリィの心配も分かるけどね。降伏してもそれに構わず殲滅するような相手、放って置いたら連合軍としてちょっと洒落にならないもの」
肩を竦める凛だったが、その仕草がさまになっているのは、やはり凛だからだろう。
普通であれば、このような仕草をしてもどこか嘘くさくなる。
「……ふん」
サリィと凛の2人に言われれば、五飛もそれ以上は何を言っても意味がないと判断したのだろう。
まぁ、その気持ちは分からないでもない。
ここで何かを言えば、凛の餌食的な意味で五飛もデュオの仲間入りしそうだし。
「あん? どうしたんだよ?」
視線を向けるとそう尋ねてくるデュオ。
この辺りの察しの悪さが、凛の餌食となる原因なんだろう。
にしても、一応時々訓練してるとはいえ、今はあまりやる事がないのは事実。
改修されたトールギスにしても、既に何度も乗る事によって十分使いこなせるようになっているし、若干調整が必要だった部分に関しても、俺達と行動を共にしている整備員達のおかげで問題はない。
どこかちょっと凛達とデートをしようにも、
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