バトルロワイヤル 前編
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ただけでも三十四十人以上はいるだろう。
「随分と大きな大会のようだな。この人数でバトルロワイヤルとなると、長期戦を覚悟した方がいいだろう」
「あれ?あなたは確か、天之川学園の人だよね? 」
「む?貴様は…………天山学園のアモウ カズヤか」
G-セルフ パーフェクトパックで私達を追い詰めた人物だったため、よく覚えている。まさかコイツが参加しているとはな。
「やっぱり。え〜と……名前はなにかな? 」
「サクラだ」
「サクラさんも、この大会に参加するんだ」
「無論だ。だからここにいる。それより、敵同士になるというのだ。馴れ合っている場合ではないだろう」
「別にいいでしょ?それに、バトルロワイヤルっていうこともあるし、一つ提案があるんだ」
「提案? 」
「少しの間、手を組まないかって思ってね。これって明らかに長期戦だし、仲間がいた方が有利だからね。どう? 」
「なるほどな。一理ある…………だが、断る」
「ええっ!?なんで!? 」
「そもそも、私は馴れ合うのは好まない。それに、貴様からいつ撃たれるか警戒していは、逆に疲れる。
以上の理由から、貴様とは組まん」
「えー…………サクラさんがそう言うなら別にいいけど、いつでも歓迎するよ。お互い生き残れるように頑張ろう」
アモウ カズヤはそう言って背を向け、この場を離れていった。
さて、私は大会に備えるとしよう。そして、コムカイ ユウトから出された問題の答えを、考えるとしよう。
ーーー――
「コムカイ君ってこういう大会が好きなのに、参加しないんですね」
観戦できる場所にいち早く移動し、近くの椅子に座っていると、アマミヤが不思議そうに聞いてきた。
「ハルカゼに止められたからな。飯奢る約束で」
「そうなんですか……………って、あれ?コムカイ君。あそこにいるのってもしかして…………」
「ん? 」
指差された方向へと視線を向けると、見知った人物がそこにいた。
「なんでここにアイツがいんだよ…………!?てか、まずくね? 」
「大会が荒らされますね、絶対」
「ああ、荒らされんな」
こりゃあ厳しい事になったぜ、サクラ?今のお前じゃ、生き残れる確率がほぼゼロだぞ?
ーーー――
大会が始まり、まさに戦場と化した地上でバトルが行われる。司会から言われた人数では四十八人いるらしい。
「モードビャッコは控えた方がよさそうだな。アモウ カズヤクラスの敵が来たら、使うしかないだろうが」
そう決め、目の前の敵を撃破していく。確かに一人一人手強いが、倒せないほどではない。
「コムカイ ユウトとバト
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