バトルロワイヤル 前編
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
って自分に忠実だ」
『あーそうかよ。で、セシリアとサクラの方はどうだ?特訓の方とか順調か? 』
「それは先程話したばかりだ。私達は問題無い」
『レイはどう? 』
『俺は相変わらずだな。けど、次会った時楽しみにしてろ。かなり強くなってるからな』
「ふん。貴様が強くなったところで、1mm程度にしか変わらないがな」
『うるせぇな。そういうお前は、強くなってんのかよ?どうせ負けっぱなんだろ? 』
「ふん。なんのことだ? 」
『負けっぱなのかよ…………まあ俺もだけどよ』
『わたしも……』
「私の担当がふざけた奴なのだが、腕は確かな人物だ。おそらくハルカゼ達と同クラスだろう」
『たいへんそう……』
『けど、ハルカゼの人選だろ?何か掴めるはずだ。頑張れよ』
「何か掴める……か。二人共。実は担当からこういうことを言われたのだが、意味が分かるか? 」
コムカイ ユウトから言われたヒントを二人に説明する。
『なんで山猫なんだよ? 』
「それは私も聞いた。だが、答えることはしなかった」
『きびしーしぜん、けもののなかをいきのびるのに、なにをみにつける………なんだろう? 』
「二人だったら、なんて答える? 」
『俺か…………俺だったら、生きる為に強くなろうとすんな。要はアフリカとかサバンナとか、そんな感じの所だろ?
だったら、それに耐えれるように強くなろうとすんな』
カグラ レイの答えは強さか。では、セシリアちゃんはなんだ?
『わたしは…………わからない。けど、やまねこだといきられないとおもう』
『?どういうことだ? 』
『わたしもよくわからないけど、そうおもった』
「ふむ…………参考にさせてもらった。感謝するセシリアちゃん」
『おい。俺にはどうした? 』
カグラ レイの言葉を無視し、思考する。
ふむ…………他にも意見が欲しいものだが、このグループではこれが限界だろう。
通話に参加していない残りのメンバーを浮かべ、論外だとすぐに結論付ける。
『サクラ……どうしたの? 』
「なんでもない。少し考え事をしていただけだ」
『あんまり難しく考え過ぎんなよ?下手にはまると抜け出せなくなっちまうからな』
「ふん。貴様と一緒にするな」
『このやろう………』
その後、軽い雑談をして通話を切る。大会は明後日。それに備えなければならない。
ーーー――
そして大会翌日。結局答えという答えは出ず、大会を迎えてしまった。
「よーし、じゃあ健闘を祈るぜ」
「頑張ってくださいね」
二人から見送られ、単独で店の中へと入る。店内には既に多くの人に溢れ、見
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ