第二章 Lost Heros
銀白VS六課&恋姫
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「ア・・・・・アリシアァッァァァああああああああああああああああああああ!!!!!」
フェイトの絶叫。
なのはが蒔風に蹴り飛ばされたが、その蒔風にフェイトがバルディッシュをサイズフォームにして突っ込んでいく。
その顔は、まるで鬼神だ。
そうしてフェイトが降りかぶり、弾かれたなのはが砲撃を放とうと構えた、その瞬間。
「あ・・・アがっ!?」
ガクン!!と、カードを持つ蒔風の身体が揺れ、頭を押さえて呻きだした。
その痛みは相当なモノのようで、頭を押さえながらついに膝を付き、カードがバラバラと落ちていってしまったほどだ。
「しゅ・・・舜?」
「おっ・・・・おゴッ・・・がァああああああああああああああ!!!!!」
そうして更に胸を押さえて絶叫。
涙を流し、涎を撒き散らして地面を転がる。
「舜君!!!!」
あまりの蒔風の姿に、なのはが駆け寄ってその頭を抱えて胸に手を当てる。
だが苦しみは消えないのか、歯を食いしばって頭を掻き毟る蒔風。
その蒔風に、なのはが叫びかけて聞いた。
「舜君・・・・どうしたの!?何があったの!?どうしてこんな・・・話してよ!!私は・・・全部受け入れるから!!!どんな話でも、信じるから!!!お願い、話して!!舜君を苦しめているのはなんなの!?」
叫ぶなのは。
その名のはの透き通るような目を見て、蒔風の口がパクパクと動く。
が、それを言葉に出さないのも蒔風の意志だ。
最初の一言が聞こえ、その先を言わないようになのはには見える。
そして、目を堅くつぶり、歯を食いしばってから一気に息を吐き出して
ドッ
「え?」
「俺は悪役、オレはあくやく、オレハアクヤク・・・・・・」
バン!!!!
「オレは悪だ・・・・テメェら、勘違いするなよ・・・・・・」
なのはの胸に、「天」が突き刺さり光りに消える。
仰向けに寝そべりながら、蒔風が呟いて拳を上げる。
そして立ち上がってから、カード集めて非常に冷めた、感情の乏しそうな顔をしてフェイト達に向き合った。
「舜・・・なのはは・・・・・」
「?」
「なのはが!!今どんな思いでお前の元に走ったかわかるか!?この・・・この・・・・・・・・」
フェイトがもはや言葉にできないと歯ぎしりし、ヴィータとシグナムが武器を構えて向き合う。
が
「え?うわ!?」
「くっ、なにを!?」
「はなせ!!あの野郎を・・・・!!!!」
『恋さん、翠さん!?』
三人(と中の一人)を攫って逃げる姿
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