第二章 Lost Heros
銀白VS電王&かつての欠片
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きん。お前さんは一度ぶん殴らなきゃ気がすまへん!!」
キンタロスが、その場に残って蒔風と対峙していた。
その手にはデンオウベルトとライダーパスがあり、それを巻きつけて単独変身、電王アックスフォームへと姿を変えていた。
「駆を逃がしたその手腕は立派だったな」
「お前さんにやらせるわけにはいかんかったからのぅ」
「だが・・・・クくっ・・・・」
「? なんや、なにがおかしい!!!」
「クカカカカカカ!!あっはっはっはっはっは!!!!」
シュカッ、ドンッ!!!
蒔風が笑いながら、天地陰陽の四本を一点に投げ、それが廃ビルに横たわるかのように立てかけられた岩に当たって、光となって消滅した。
「な・・・・」
そして、キンタロスははっきりと見、気付いた。
その岩が光となって消える瞬間・・・・・・・駆の姿をしていたことに。
「そんな・・・・あほな・・・・・・」
「お前がめでたく持ちかえったのはそれ相応の重さをした岩の塊だよ。ククッ・・・幻術かけて見た目そろえたら騙されちまって・・・・・」
「貴様・・・・・・」
「重かったかい?あれ。そろそろ幻術が解けると思うけど・・・・岩抱えて走るお前は滑稽だったよ!!!!」
「貴様ァああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ドォ!!!!!
アックスフォームの全身から衝撃波のようなモノが吹き出、その装甲を残像でブラし、仮面をまるで鬼の形相のように歪めながらながら蒔風へと突貫していた。
《Full Charge》
「蒔風ェェェぇええええええええええええええええええ!!!!!!」
ドゴゥ!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・・
そうして、その衝撃から三十秒と経たずに決着はついた。
蒔風の手にはキンタロスのカード。
その体はビル三つ突き抜けてガラガラと崩れるその中にいた。
「ゲッ・・は・・・・い・・・ギアあああああああああああああっっ!!!!」
そして、絶叫。
胸を押さえて悶え苦しみ、地面を蒔風が転がった。
だが、その五分後にはすでにその場に彼はいなく、学園都市の侵入者警告も解けていた。
to be continued
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