第二章 Lost Heros
銀白VS電王&かつての欠片
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を撃ち続けることをやめれば、蒔風はあの場から動くことができる。
そうすればこの傀儡以上の脅威だ、逃げられない。
しかも、その瞬間に賢久がやられて光になっていた。
これで傀儡もこちらに向かってくる。
逃げることは実質不可能になる。
だから
「逃げて・・・ください」
「なんやて!?」
「彼を押さえつけられるのはあと一分もありません・・・だから、今のうちに!!!」
「アホ!!そんな事できるか!!」
「全員やられるよりかは、数倍マシです・・・・・早く・・・彼を電車に乗せて逃げてください・・・・・」
「・・・・・・くぞッ!!!」
電王が、そうして栞に背を向けて走る。
その声はすでに涙ぐんでおり、どうしようもない現状を嘆いていた。
そして、彼はすぐにデンライナーに乗り込んで、駆を寝かせて変身を解いた。
外の方では直後、栞がついに撃ち抜かれて消えるのが確認されていた。
「そんな・・・・・」
「チクショウ・・・・おい良太郎!!なんでオレを出しに行かなかったんだよ!!全員でいけば・・・」
「全員で行ってみんなやられちゃったら嫌だからだよ!!!」
モモタロスの怒りの言葉に、良太郎が拳を強く握りしめて叫び返した。
「嫌なんだよ・・・あのときみたいにみんないなくなっちゃうのが・・・・・!!!」
「良太郎・・・・」
そう、彼ら良太郎と契約している今人は一度消滅の危機に立たされた。
結果として、良太郎との絆の強さが記憶となり、その記憶が彼らを存在させることに成功して問題はなかったのだが、それでも一度は彼らは消滅してしまっていた。
その別れが嫌だったのだ。
だから、彼は強化フォームで行けばよかったのを、一人のフォームでしか行かなかったのだ。
もし皆が許せば彼は一人で変身した「ライナーフォーム」で出陣して行っただろう。
しかし、そうすれば彼らも一緒に並んで出てきてしまうだろう。
だからこその一人ずつ。
しかし、今回は彼のその心が、裏目に出て決まっていた。
けっかとして、駆以外のメンバーは全員消滅。
大きく戦力を失った。
そうして落ち込んでいると、リュウタロスがふと気付いた。
「あれ・・・・・・クマちゃんは?・・・・・」
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「逃げられたか・・・まあ・・・・・」
ザッ
「お前は残ったみたいだけどな」
「俺には逃げることなんてで
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