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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
212部分:聖剣その一
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おります」
「エッダもか・・・・・・。それにしても帝国はこうした相次ぐ離反に対して何も手を打っていないのだろうか」
 セリスはふと首を傾げた。
「最早帝国は事実上瓦解しております。やはり先の大戦における一連の謀議が公にされたのが決定打となっております。我が軍を倒すべく帝国軍本軍を動員するのが精一杯のようです」
「帝国軍本軍・・・・・・あの炎騎士団だね」
 セリスはオイフェの話を聞いて言った。
「はい。皇帝アルヴィスの忠実なる腹心である十一将を中心とした歴戦の将達と炎魔道師を核とした混成軍が特色です。その高度な指揮系統とどの様な戦局にも対応出来る軍編成及びアルヴィス自身の天才的とも言える戦術により今まで無敗を誇ってきました。兵力は三十三万、装備も良く帝国の切り札とも言うべきものです。今現在十一将達に率いられドズルからアルヴィスが鎮座するシアルフィへ進軍してきているとの報告が入って来ております。彼等との戦いがおそらくこのユグドラルの命運を決定するでしょう」
 オイフェはシアルフィの方を見て言った。

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