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世界をめぐる、銀白の翼
第二章 Lost Heros
銀白VSレベル5
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闇」に利用されるのを良しとしない。



だからこそ、この男に彼は挑まなければならないのだ。
いや・・・・逆だ。


蒔風はこの男に挑まれてしまった。





もちろん、この男は蒔風が「EARTH」のメンバーを消して回っている事など知らない。
ただ、ほかにもこうして狙われているとしたら妹達(シスターズ)の狙われるかもしれない。ほかにも狙われているかもしれない。


ただ、それだけだ。
彼はそれだけで十分だった。



「おいそこのォ。ここはあぶねェから消えろ」

「・・・・・わかりました。とミサカは踵を返してこの場を立ち去ります」



一方通行(アクセラレータ)の言葉に、ミサカが元来た道を戻って行った。
そうして、二人が向き合う。



「テメェには一度借りがあッたよなァ?」

「・・・忘れたね。俺は休みたいんだ」

「つゥれないねェ!まァいい・・・はなからテメェの都合なンざ知ッたこッちゃないンだわ」


そう言って、首のチョーカーにあるスイッチを入れ、彼は学園都市最強の超能力者へと変貌する。


「テメェが消したッつゥ奴ら、全部出してもらおォか」

「・・・ハッ・・・前にダッサイかっこさらして負けた奴が何言ってんだ。神様や天使にでもなったか?」

「・・・・・いいからよォ・・・黙ってそれを・・・寄越せッつッてンだよこの三下がァ!!!!」





ドォっ!!!




蒔風に向かって、一方通行(アクセラレータ)が突っ込んできた。
ぐらりと揺れながら、蒔風が辛そうな顔をする。


(使える力は一つだけ・・・・こいつに勝つ必要なんざない・・・・必要なのは・・・・・!!!!)




そうして、蒔風が力を発動させた。





彼がすべきなのは、なによりもこの場からの撤退である。






to be continued


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