第二章 Lost Heros
銀白VSレベル5
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ちのいる場所には行けない。
今はとりあえず体を休めなければなるまい。
そう思って蒔風が踵を返してその場から去ろうとする。
しかし、直後にその足が止まる。
なぜか
それは―――――
「今ここで何をしていたのですか、とミサカはあなたに問いかけます」
「・・・・・・妹達・・・・!!!」
そこにいたのは、御坂美琴そっくり・・・いや、そのものと言っていい存在「妹達」だった。路地からこちらに出てきて、その手にはゴム弾を装填したマシンガンが握られている。
詳しい説明は省くが、彼女らはある計画によって作られた御坂美琴のクローンだ。「達」というからにはそれなりの数がおり、学園都市には全部で六人いる。
持つ力こそ彼女に及ばずレベル2〜3程度だが、その力は当然一般人のそれを凌駕している。
無感情な瞳が、蒔風を見つめる。
自分たちの存在を少なからず知っているということに彼女は驚いたようだが、特別それを表に出すこともなく蒔風になおも銃口を向け続けた。
「お前らにかかわると面倒な奴が出てくるから早めに済ませたかったのに・・・・・!!!!」
「さっきまでここで感じていたお姉様特有の電磁波が二秒前に途絶しました。と、ミサカは自分の感じたことを素直に言いながらあなたに更に質問をします」
(不味いまずいマズイ!!今のオレじゃあこいつ「ら」どころかこいつ一体にも負ける勢いだってのに・・・・)
「今ここであったことの説明を求めると共にその手に持っているカードを見せてもらえませんか?と、ミサカはあなたに近づきます」
(しかもなによりまずいのは・・・・ここでこいつに手を出したらもっと厄介な奴が来るってことだ・・・・それだけは絶対に防がな・・・・)
「返答がないので実力を行使します、とミサカは目標に向かって攻撃を開始します」
パパパン!!!
エアガンのような音が連射され、ガスの噴出で蒔風にゴム弾が飛んできた。
それを避けながらも、背中を向けて逃げようとする蒔風だが、膝、続いて肩に命中し、うつ伏せに倒れてしまった。
ゴム弾とはいえ、かなり痛い。
その蒔風に彼女が近づいてきて、落ちてしまった美琴のカードに手を伸ばして取ろうとする。
「ッ!!らぁッ!!!」
その瞬間、蒔風が撥ねるよう動いた。
うつ伏せから転がって仰向けになり、その回転で足を振りあげて妹達(シスターズ)の銃器を破壊する。
そしてその場のカードを手にとって、走り出した。
(一旦引くしかねぇ・・・・この街で一晩あたりか過ご
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