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世界をめぐる、銀白の翼
第二章 Lost Heros
銀白VS前線&超電磁砲
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「駄目だよ!!私は絶対に行かせないから!!」

「桃香様は悔しくないの!?ご主人様が消され、蓮華たちがあんなにも叩きのめされてしまったんだよ!!」

「蒲公英の言うとおりだぜ。しかもこっちは星、そして何よりも鈴々が・・・・・」

「桃香様・・・・我々には仇討の権利があります。私も仲間や主、そして友人が手にかけられて、黙っていられるほど冷静な人物ではありません。春蘭たち魏はすでに蒔風を追っています。我々も!!」


「ダメ!!もうみんな離れないで・・・・誰もいなくならないで・・・・ご主人様に鈴々ちゃんと星ちゃんがやられて、それで愛紗ちゃんまで失っちゃったらどうすればいいの!?」


「桃香様・・・・・」


「いつもなら、私も一緒に戦うよ。でも・・・・これじゃまるで・・・・」

「・・・・・わかりました。我々は彼を追うのをやめましょう」



「!! 愛紗ちゃん!!・・・・・」



そうして、ボロボロになって工事中の「EARTH」本部横の学園の一室で、一人の少女が義妹を抱きしめた。
しかし、行かないでと言われ抱きしめられる少女の瞳は申し訳なさと







確かな決意に燃えていた。







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「結構な数がやられてますね。我々などはもう狙われたら助からないでしょうが」

「やめろよ古泉。縁起でもねぇ」


「とにかく、ここにいれば大丈夫・・・・・のはずだ」

「上条さん、本当にそれ大丈夫なんですか・・・」




人口320万人の学園都市。
その廃棄都市の一角で、キョンや上条当麻をはじめとしたメンバーが集まっていた。


いるのは、ハルヒを除いたSOS団の四人、上条当麻、インデックス、そして彼女の所属する必要悪の教会(ネセサリウス)魔術師、ステイル・マヌグスに神裂火織だ。



しかし、ついさっきまではここにはもう少しメンバーがいた。
ティアナたち四人のフォワードと、御坂美琴、白井黒子だ。





つい二十分前の事。
学園都市の治安を司る警備員(アンチスキル)風紀委員(ジャッジメント)に、学園都市に侵入者があったとの連絡が入ったのだ。

それを聞いて、その場にいた者は理解した。


ここに蒔風がやってきたのだと。



無論、それを聞いて黙っている彼女らではなかった。
ここの守りを彼らに任せ、蒔風に攻撃を仕掛けに行ってしまった。

ちなみにステイルと神裂はその後に姿を現した。
この場にはいたのだが、どうも科学サイドの二人がいるとどうにもやりにくいそうだ
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