第二章 Lost Heros
銀白VS前線&超電磁砲
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っても勝てるかどうななのに・・・」
「だったら私も行きますわ。それに、私の能力ならば先に逃げて皆さんを逃がすこともできましてよ」
「う・・・・」
黒子の言葉に押され気味の美琴が、助け船を求めるようにティアナの方を見た。
視線を向けられ、あ、あたし?と困惑するティアナだが、こほんと咳ばらいをし、黒子に言った。
「あなた、本気で来るつもりなのね?」
「もちろんですわ」
「・・・・わかったわ」
「ティアナさん!?」
「だってしょうがないじゃない。それに、彼女の言い分も一理あるわ。戦力としては申し分ないし」
その言葉に、ぐぬぬぬぬと頭を抱える美琴に、決まりですわねと笑う黒子。
そうして、彼女らは向かう。
その侵入者のあった学区へと。
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学園都市内を、一人の男が歩いている。
その男は最初こそ大通りを歩いていたが、途中で裏路地に入っていき、更にそこからさびれた地区へと入っていった。
その足はまだ遠いものの、真っ直ぐに第十九学区にある彼らの潜伏している廃ビルに向かっている。
(御坂に上条、へたすりゃ他の能力者や魔術師を相手にしなきゃならないことを考えるともたもたしてらんねえ・・・・時間も結構ない。このペースならまだ順調だが・・・・)
「できれば、早めに済ませたい・・・・・」
そうつぶやいて、ビルの角をまがった瞬間だった。
「リボルバーナックルッ!!!」
ゴッ!!という音が蒔風の顔面から鳴り、その体が吹き飛んで行った。
ぶつかったビルの壁を崩してに突っ込み、蒔風の姿が消えた。
しかしその瞬間、蒔風を吹き飛ばしたスバルの後方から、ティアナのクロスファイアと御坂の電撃が放たれ、一気にその一点へと叩きこまれていった。
そうして十秒ほど叩きこまれた後に
「・・・ストップ。様子を見るわ」
と、ティアナがその攻撃を中断する。
攻撃されたビルの一階部分はすで崩れており、どうしてまだ立っているのか不思議な感じだ。
煙が晴れ、案の定そこに蒔風はいない。
しかし、命中はしていたようで、血の跡が点々と残っていた。
「どこに・・・・・」
それを見たティアナが血の跡を探る。
もちろん、ビルに近づいてなどという愚行は犯さない。その場から見える範囲でその跡を追った。
そして、それが途中で途切れているのを見て、ティアナが皆に言った。
「ここにはも
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