第二章 Lost Heros
銀白VS前線&超電磁砲
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「あいつら大丈夫かな・・・・」
「学園都市第三位の超能力者に、瞬間移動の大能力者だぜ?大丈夫・・・だと思う」
「そうですね。それにランスターさん達は選りすぐりの精鋭です。かといっても相手は蒔風さんですし・・・長門さん、彼らの勝率、大まかでいいのでわかりませんか?」
大きな木箱に腰かけていた長門に、古泉が話を振った。
その質問に長門が一度キョンの方を向き、教えてくれ、と頷くと淡々と言葉を発した。
「彼女らの力と蒔風舜の力だけをみると、彼女らの方が勝っている」
「マジでか!?」
「まあ、あんだけ数いりゃあなァ・・・・」
「しかし、戦闘で勝てるかは話が別。もし彼女らが蒔風舜と交戦した場合、38手以内に敗北するだろう」
「うそ・・・・」
「ホントかよ・・・」
長門の話に、みくるは怯え、上条が唖然とする。
無理もない。御坂や黒子の力はよく知ってるし、最後の戦いのときや模擬戦の時に見たティアナ達の実力はそれにも負けず劣らずと言ったところか。
そんな彼らが、四十も満たない攻防でやられると言われたのだから、唖然は当然の反応だ。
「しかし、計算通りに行く現実などない。私は、それを知っている」
「長門?」
「・・・・私は・・・・信じたいと、想っている」
それでも、長門ははっきりそう言った。
誰よりも戦いの状況が分かっているであろう彼女が、それでも勝利を信じると言った。
もしかしたら、彼女は怖いとか絶望とか言った感情を持っていないのかもしれない。
しかし、キョンは頭の中でその考えを断じた。
違う、彼女は本気で信じているのだ。
出会ってまだ幾ばくも無い、あの少女たちの勝利を――――――
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「わかったわよ。あいつが侵入したのは第11学区。物資搬入のゲートから侵入したみたいね」
「さっすがお姉様。では、行きましょうか?」
「そうね。でもなんであんたがいるのかしら?黒子」
公衆電話からハッキングをかけ、蒔風が侵入した学区を割り出した美琴が、一緒に来ている黒子の頬を引っ張って問い詰めていた。
黒子はそれに対して「ひたいひたい」と言いながらその手を叩いた。
「あんたはリストに載ってないでしょ!?ここらでもう手を引きなさい・・・・あんたまでやられたら・・・」
「では聞きましょう。逆の立場だったらお姉様はそうですかと引き下がりましたか?」
「そういう問題じゃないの!!相手はあの蒔風なのよ!?この人数で行
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