211部分:金銀妖瞳その四
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。野心と保身に狂い多くの者を血の中に沈めてきたのだからな」
首に架けているペンダントの中を開けた。そこには中世的な容姿の青年の肖像画がある。壁にかけられている青年と同じだ。
「アゼル・・・・・・御前は今の私を見てどう思うかな」
自嘲して笑った。力の無い弱々しい笑いであった。
「言わずともわかっているか。やはり御前が正しかった。私はそれすらもわからぬ愚者だった・・・・・・」
アルヴィスは力無い足取りで部屋を後にした。夕闇が迫る中大広間は黒い色彩の中に消えていった。
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