第十五話 集結コンパチヒーロー
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にもし意志が有るなら勝負してみてえ)
ブレイドから湧き上がる魂との勝負を夢に見ているとタカヤが気付いた。
「あれ?翼君?・・・それに烈斗さん」
「ども!」
『うっす♪』
翼とタカヤがガンプラの話題で盛り上がったのをやれやれといった表情で見守る香澄。
その時
「なに!?」
『一体?』
香澄と天津がただならぬ気配を感じ取り振り返るとタカヤの今回のパートナーであるミカヤの姿が・・・だが何か嫌な雰囲気を漂わせている。
「ミカヤ先輩!ちょうど良かった!実は・・・」
翼と烈斗をミカヤに紹介しようとするタカヤ。
だが!
何かの力を使ったミカヤがタカヤの意識を奪ったのだ。何事かと思う翼と香澄。するとミカヤが手を振り下ろすと凄まじい衝撃波を放った。
「げ!」
「危ない!」
突然の事に硬直する翼を香澄が体当たりで回避させると同時に手裏剣を構えるがミカヤがタカヤを抱き上げるとそのまま飛び去ってしまったのだ。
ボロボロになった工作室に残された翼と香澄は・・・
「人間が飛んだ!?」
「ちょっと追うよ!多分あいつに対抗できるの私達しかいない!!」
そう言って大慌てでサエグサ模型店を飛び出しミカヤの後を追いかける翼と香澄。
するとそれを見ていた淡く光る眼が・・・
「ラン・・・行くぞ」
「え?どうした?」
「・・・本業だ」
厨房の奥に引っ込む畢は今着ている調理服を脱ぎ捨てジーンズ・ランニングシャツ・黒のジャケット・スニーカー・ドライビンググローブを装着した。
そして
「アルト・・・あとは任せた」
「え!?」
後の事をバトルフィールドを整備していたアルトに任せ畢とランはバイクに馬上がり翼達の後を追いかけた。
一方死ぬ思いでミカヤを追いかけている翼と香澄だが・・・いい加減にウザくなったのかミカヤは念動力で翼と香澄を持ち上げると遥か彼方へと投げ飛ばした。
その先は港だ。
「ぎゃあああああああ!!!」
空中に投げ飛ばされた翼は地面に叩き付けられる瞬間。
「せいや!」
香澄が翼を掴み更に懐から鉤縄取り出し近くの港の建物に引っ掛けたことにより速度が緩み地面の衝突が免れた。
「よく耐えられたね・・・」
「修行してるので♪」
飄々と答える香澄。
するとミカヤがタカヤを連れて二人の前に舞い降りた。
「ほぉ・・・生意気な・・・あのまま死んでいれば楽だったものを」
「あんた・・・ミカヤさんじゃないな!!変な人に見えたけどここまで変な人じゃない」
「失礼だね君は・・・だがさよなら」
何とミカヤは銃を召喚し翼に向かって放った。
放たれた弾丸は正確に翼の額に
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