銭湯で笑いを取るロード・ルメロイ
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てしまう。
「ほんならオッサンオロリコンはどないや? ほれ爺ちゃんに連れられてチンチン付いてないちっさい子とかおるで?」
「いや、ソレアカンやろ、13歳以下は犯罪やで君」
10歳以下の女の子がギャーギャー喚きながら遊んでいるが、ごくまれに露出狂のコスプレイヤー予備軍の子が、12歳ぐらいになっても男湯に入りたがり、湯船に腰かけて自分を見てくれる男に足を開いてサービスしてくれる。
「お、あの子露出狂やん、ギル様に見て貰おう思うて、頑張って足開いとるがな、キンパツのオッサン見てハッスルしとるんちゃうか」
「見てみい、やっぱりワシはモテモテやねん」
「あ、ちゃうわ、枯れ専でオーギュストさん狙いや、お爺ちゃん子やねんな」
「「なんでやねん」」
次第にオーギュストまで、関西ノリにアンリマユされて行った。
女湯ではカラスの行水のようなバゼットが、一瞬で体を洗い終わって温水に入って温まり、5分と経たずに出ようとした。
「私は外に出て寝る、一時間も入っていられない」
「ちょっと待ってください」
金髪のガイジン美少女が入浴しているので、常連のBBAとかに関西弁で話し掛けられたり、珍獣扱いなのか背中を流そうとしたり体を触って来るので、慌てて逃げるルヴィア。
「何だ、もっと入っていれば良いのに」
「無理ですわ、何ですの? あの初対面の人物にも親密な感じは? 「ネーチャンキンパツにしとるんか〜? うわ目も青いがな、ホンモノのガイジンさんや〜〜、おっぱいも白人さんで大きいがな、ちょっとさわってもええか?」と言うのは?」
「この辺りの人間はウェットなのだ、このウェッティでクソ暑い夏とおなじでな」
着替えている間にも話し掛けられ「うわ〜ふたりともガイジンさんやがな〜〜、ガイジンさんも銭湯くるんかいな〜」と言われて周囲を囲まれジュースを奢ってもらい、大阪のオバチャンなのでハッカ味ののど飴と普通の飴と「おばあちゃんのぽたぽた焼き」「雪の宿」「おにぎりせんべい」まで数枚もらった。ルヴィアもタコヤキを勧められたが断った。テルマエロマエと同じで、バゼットならこの中だけで生活できる。
「もう帰るんか? オバチャンとこで晩御飯食べて行き」
「またな〜〜」
約束の時間なので待合室に出ようとするだけど引き留められたが、ジュースも飲んでせんべいも完食、バゼットはタコヤキも食って体重が増えてから出た。関西のオバチャンなので飲食禁止とか気にしないで食べる、店に説教して張り紙破いてでも食べる。
待合室に出ると、ロード・エルメロイが人垣を作って客の爆笑と注目を誘っていた。
「神戸大橋の橋の上、大の男のアレキサンダー大王が、牛若ならぬギルガメッシュ大王に切りかかるっちゅうわけや。このおっさんエヌマエリシュとか言うきったない技隠し持っててな、王の軍勢のご
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