第7話
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グルーンがリィン達を含めたメンフィル兵達に指示をした。
「イエス・マム!」
「―――時間ですね。」
「ああ。」
シグルーンの号令に答えた後それぞれが馬に騎乗している中静かな表情で呟いたエリゼの言葉に頷いたリィンは馬に騎乗し、エリゼ達も続くように馬に騎乗した。
「―――後方からの援護は任せた、ステラ。」
「ええ、任されました。」
リィンの言葉にステラは微笑み
(ちょっと妬けちゃいますね……)
(フフ、セレーネは兄様の”パートナードラゴン”なのだから兄様の昔の”パートナー”であるステラさんに妬くのも無理ないわ。私だって当時は嫉妬していたもの。しかも兄様は当然の如く気づいていないでしょうけど、ステラさんも兄様の事を……)
二人の様子を見守っていたセレーネに小声で囁かれたエリゼは苦笑しながら答えた後疲れた表情で溜息を吐いた。
(ふふふ、どうやら”また一人”増えそうですね。)
(ア、アハハ……最終的に何人になるのでしょうね……)
(今この場にベルフェゴールがいたら”色々”画策するかもしれないわね……)
同じようにリィンの身体の中や神剣から様子を見守っていたリザイラは静かな笑みを浮かべ、メサイアとアイドスは苦笑していた。
「これより作戦を開始する!今こそ同胞を傷つけた愚か者達に我等メンフィルの怒りを思い知らせてやりなさい!そして偉大なる皇帝陛下や皇女殿下達に必ずやアルバレア公の首を捧げますわよ!」
「オォォォォォオオオオォォォォ――――――ッ!!」
シグルーンの号令に応えたリィン達やメンフィル兵達はそれぞれの武器を空へと掲げて辺りを轟かせる勇ましい雄たけびを上げた!
「―――総員、突撃開始ッ!!我らを阻む者達は全て蹴散らせっ!!」
「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」
そしてシグルーンの号令によって天馬を駆って飛行するシグルーン率いるメンフィル軍の突入隊は南口に突撃した!
「な、なななななななななっ!?」
「レグラム方面からもメンフィル軍だとっ!?クソッ!お、応答せ―――――」
怒涛の勢いで突撃して来るメンフィル軍に見張りの兵士達は混乱し
「―――そこですっ!」
「「え――――」」
ステラは馬を走らせながら自身の得物であるライフルで一瞬の早業で狙撃し、ステラの狙撃によって頭を撃ち抜かれた兵士達は声を上げる事もなく絶命して地面に倒れ、絶命した兵士達の死体は騎馬隊によって弾き飛ばされて堀に落ち、シグルーン達はバリアハート市内に突入した――――!
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