第7話
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ォォォォォオオオォォッッッ!!!!」
「ハハハハハハッ!絶対的な強者たる”魔神”の力、死を持って思い知るがいいっ!」
一方その頃オーロックス砦から進軍してきたメンフィル軍もリフィアとゼルギウスの号令によって士気を高めて領邦軍へと突撃し、ディアーネは凶悪な笑みを浮かべて声を上げて笑った後領邦軍へと突撃した。
「な、なななな、何でオーロックス砦からメンフィル軍が来るんだ……!?」
「ま、まさか……オーロックス砦がメンフィル軍に占領されてしまったのか!?」
「狼狽えるな!我等には”機甲兵”がある!宣戦布告もせずに仕掛けて来た卑劣な簒奪者共に誇り高きクロイツェン領邦軍の力を思い知らせてやれっ!」
「イ、イエス・コマンダー!」
オーロックス方面からメンフィル軍が進軍してきた事に混乱していた領邦軍だったが司令官の号令によってすぐに気を取り直してメンフィル軍との戦闘を開始した!
〜バリアハート市内〜
それぞれの戦場で戦闘が始まっているその頃バリアハート市内の上空に到着したカレイジャスの艦内にいたアリサ達はエマの転移魔法によって地下水道へ続く出入り口付近に現れ、アリサ達が艦内から消えるとカレイジャスはバリアハートから離脱した。
「な、なんですの……!?」
「まさか……近くで戦闘が始まったのか!?」
「こ、公爵閣下は一体何をしているんだ!?」
「そ、それよりも戦闘に巻き込まれる前に早く建物の中へと逃げろ……!」
アリサ達がバリアハート市内に現れると街道から聞こえてくる戦闘の音や兵士達の悲鳴を聞いた貴族や平民達は混乱した様子で戦闘に巻き込まれない為に建物の中へと入って行った。
「……どうやら市街戦はまだ始まっていないようですね。」
「ま、ケルディックの件を考えるといつ別働隊がバリアハートに突入してきてもおかしくないけどね。」
市内の様子を見たクレア大尉は静かな表情で呟き、フィーは警戒の表情で仲間達に指摘した。
「ハアッ!」
一方サラは武器を振るって地下水道へと続く鍵がかかった扉をふっ飛ばし
「おい、サラ!何で扉を壊すんだよ!?地下水道には魔獣も徘徊しているのにもし、地下水道の魔獣達が市内に出たらどうするんだ!?」
サラの行動を見たトヴァルは表情を引き攣らせた後サラに指摘した。
「今はピッキングをしている暇はないし、どうせバリアハートを占領したメンフィル軍がすぐに対策するでしょうから気にする必要はないわ。」
「戦争状態に陥った相手の国の軍に魔獣対策を任せるなんて無茶苦茶過ぎますよ……」
「うふふ、ですがサラ様の仰る通りメンフィル帝国は民には優しいと評判ですから、サラ様の仰っている事もあながち間違っていないかと
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