25話目 猛獣使い
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れなかったんだろうさ」
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現在の状況
グレイ側
ギャラドス[呼び方:KK] (大ダメージ)
?
?
ジムリーダー・サンヨウ側
カエンジシ[呼び方:マロンちゃん] (戦闘不能)
?
?
場の状態
・“にほんばれ”による極度の乾燥
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「それにしても、ギャラドス対策のためにメンバーに加えていたマロンちゃんが、まさかギャラドスに倒されちゃうとはねえ……さすがだよグレイちゃん」
「ん……?」
サンヨウの言葉に引っかかりを感じたグレイは、サンヨウに聞き返す。
「ギャラドス対策? なんでオレがギャラドスを持ってるって知ってるんですか?」
「そりゃ息子に聞いたからさ! グレイちゃんが強いギャラドスを連れてるって息子が言ってたもんだから、まずはギャラドスをどうにかしないとダメだと思ってね、炎タイプでギャラドスをおびき出して電気技の奇襲で倒そうと思ってたのよ」
サンヨウの発言に対して、グレイは思わず問いかけをする。
「え……? 公式戦でジムリーダーが挑戦者を対策していいんですか……?」
「ん……?」
2人の間に少しの沈黙の時間が流れた。
自分が何か変な発言をしたのかとグレイが思い巡らしていると、突如サンヨウが衝撃の言葉を放つ。
「あれ? 言ってなかったっけねえ? これは正式なバトルじゃないよ」
「は?」
理解が追いつかず、グレイは間抜けな声をあげた。
「正式なバトルじゃない……? どういう事ですか? ジムバッジと無関係って事ですか?」
「いやいや、グレイちゃんが勝てたら、ちゃんとジムバッジはあげるよ! ただし今回の私のポケモンは、ジムバッジ所持数が2個の挑戦者と戦わせるポケモンじゃなくて、私がプライベート用に育てているポケモンたちって事さ。まだ育てている途中で未熟だけど、そこらのトレーナーのポケモンには負けないくらいの力をもってるから安心するといいよ」
「安心って……そもそも、なんでバッジ2個の挑戦者用のポケモンじゃないんですか?」
「だってグレイちゃんって強いんでしょ? ジムバッジの数2個の挑戦者と戦わせるポケモンじゃ絶対に物足りないと思ってねえ」
「いやいや、なんでオレをそんなに強いトレーナーだと思ってんですか!?」
「だって息子が『グレイってトレーナーは俺と同じくらい強い』なんて言ってたからねえ。
あの捻くれ者でいじいっぱりな息子が言う『同じくらい』なら、息子よりも遥かに強いトレーナーに違いないと思ってねえ」
「いやいやいや! 本当に同じくらいの強さですって! あんたの息子はそこまで他人を認められない程の子供じゃないですよ」
「そうかねえ……? あの捻くれ者でいじいっぱりで泣き虫なイザルがねえ
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