25話目 猛獣使い
[4/20]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
けているモンスターボールの数は3個であるため、サンヨウは戦いに参加させる3体のポケモンは既に決まっていることが分かる。
しかしグレイの現在の手持ちポケモンは、ビビヨン、ギャラドス、レパルダス、ハピナス、の計4体である。
(これって相手のポケモンを見てから、こっちの戦わせる3体を選んでいいってことか?)
グレイが考えていると、サンヨウが声をかけてくる。
「いい勝負にしようねグレイちゃん! 楽しみにしてるからね」
サンヨウは既にバトルを始める姿勢を見せていた。
(まあ挑戦者へのハンデって事なんだろ)
わざわざ確認するのが面倒に思えたグレイは、適当にそう思うことにしたのであった。
審判の合図により、グレイとジムリーダーのサンヨウの戦いが開始された。
「KK、突撃!」
グレイの声と同時に、ギャラドスは“たきのぼり”で水をまといながらカエンジシに向かう。
「マロンちゃん、“にほんばれ”!」
サンヨウに「マロンちゃん」と呼ばれたカエンジシは、技“にほんばれ”を発動し、周囲の空気を極端に乾燥させた。
その隙にギャラドスが“たきのぼり”を直撃させてカエンジシを吹っ飛ばした。炎タイプをもつカエンジシに、水タイプの攻撃技“たきのぼり”は効果が抜群である。
しかし、“にほんばれ”による空気の極端に乾燥により、ギャラドスの“たきのぼり”は威力を弱めらていた。カエンジシはそれほど大きなダメージを受けることはなかった。
吹っ飛ばされて不安定な体勢のカエンジシに向かって、ギャラドスが太い尻尾を使ってカエンジシを薙ぎ払おうとする。しかし、
「マロンちゃん、“おんがえし”!」
サンヨウの指示により、カエンジシは“おんがえし”を発動して、後ろ脚から凄まじい威力の蹴りを繰り出してギャラドスの尻尾を弾き飛ばした。
「KK、もう1回“たきのぼり”だ!」
「マロンちゃん、“おんがえし”!」
ギャラドスは“たきのぼり”で水をまとってカエンジシに突撃する。しかし、周囲の極端な乾燥により威力は弱められる。
対してカエンジシは“おんがえし”を発動して、今度は凄まじい威力の頭突きを繰り出してギャラドスの“たきのぼり”を相殺した。
「“おんがえし”ってどういう技なんですか?」
激しい戦闘中にも関わらず、グレイはジムリーダーのサンヨウに質問を飛ばした。
ジムリーダーのサンヨウは、嫌な顔をすることなくグレイの質問に答える。
「“おんがえし”って技は、ポケモンがトレーナーのために全力で相手を攻撃するって技だよ。ノーマルタイプの技さ。よく見ておきなね! ……マロンちゃん、“おんがえし”を見せてやりな!」
サンヨウの指示でカエンジシは“おんがえし”を発動し、今度はギャラドスの胴体に向かって激しく噛みついた。
カエンジシの“おんがえし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ