男衆その壱
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【茶屋】
ガラガラ
「失礼する」
奈涸「む、勢揃いだな」
涼里「―――……あ、兄上…」
奈涸「ふッ、順調のようだな涼里」
涼里「―――――……」スッ
龍斗<喜>スッ
涼里「―――…あ、た、龍斗さん…あの」
龍斗<悩>
涼里「―――…う…あ、あーん」パク
龍斗<喜>
奈涸「こうも見せつけてくれるとはな。…妹を頼んだぞ龍君」
龍斗<友>
奈涸「ふッ、君らしい答えだな」
ガラガラ
「失礼するよ」
「礼儀正しくせなあかんで―」
梅月「いや、失礼なことをするつもりは」
們天丸「なんや、冗談通じひんなー!」
們天丸「おっ!なんやこれ!べっぴんさん勢揃いやないか!」
梅月「やぁ、御揃いのようだね」
龍斗<友>
們天丸「龍々!見たで聞いたで!わいを差し置いて大人気なそうやないか!」
們天丸「わいは傷ついた!二人で夜の帝王になろう言うとったのに!」
們天丸「こらもう今夜は一緒に吉原へ駆り出すしかこの心の傷を癒す方法は」
梅月「そこまでにしておいた方が良いよ」
們天丸「なんで止めるんや!わいは今大事な話…を……」
美冬「…………」
龍斗<悲>
們天丸「せやな!飯場でする話しちゃうわな!さー蕎麦でも食べよやないか!」
們天丸「あ、ちょ、ま、じょうだ…」
龍斗<悲>
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