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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
202部分:二本の槍その四
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が悟ったかの知れない。だが口に出したのは彼であった。
 よく見れば白い星の光にはかすかに青さも混ざっている。その輝きは青い巨星と同じものであった。
 同じく青い星にも白い光があった。赤い妖星にもそれは感じられる。
「そうか・・・・・・そういう事だったのか・・・・・・」
 レヴィンは全てを理解した。そして何を為すべきかも。
「シグルド、ディアドラ、心配するな。御前達二人の思いは二人に宿っている。そして二人への邪悪な手は私が必ず断ち切ってやる。必ずな・・・・・・」
 赤い星を見た。魔性の者が持つ宝玉に見えた。
「御前も・・・・・・。呪縛から解き放たれるのだ」
 レヴィンの言葉が何を意味するのか、わかり得るのはこの世の者では双瞳の男だけであろう。またこれから三つの星をどう動かさなければならないのかも。ミレトスの空の星達は何も語らないが輝きでその言葉を発しているかのようであった。

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