暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1616話
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るトーラスなのだから。

『アクセル代表、それにデュオと五飛も。そろそろ海から上がって下さい。機体のチェックを行いたいと思いますので』

 サリィからの通信。
 機体のチェックというのは、言うまでもなくMSで海中に潜った件についてだ。
 ガンダム2機は、今までにも海に潜った事はあったのだが、それでも念の為にチェックをしたいという話らしい。
 また、トールギスは正真正銘これが初めての海水浴なのだから、余計にチェックをしておきたいのだろう。
勿論、最初から汎用MSとして設計されているのだから、実は海水が苦手でした……なんて事にはならないと思うが。
 特に機体の仕上げについてはハワード達を頼ったのだから、そういう事は確実にないと言い切れる。……言い切れるんだが、それはあくまでも俺がハワード達の事を知っているからこそだ。
 この基地の軍人にハワードの事を説明していない以上、ハワード? 誰それ? となるだろう。
 説明すれば説明したで、トールギスを開発した者の1人という事で、いらない色気を出さないとも限らない。
 実際問題、連合軍の主力MSがリーオーとトラゴスで、エアリーズは少数しかない。
 それに対してOZの主力MSはエアリーズ……となれば、制空権の問題で連合軍が不利なのは間違いのない事実なのだ。
 装備が重いエアリーズを獲物と出来るのは、一定以上の技量と一定以上の性能を持ったMSがあればこそであって、普通の連合軍パイロットにそんな真似は出来ない。
 まぁ、トラゴスやリーオーで弾幕を張るという方法はあるが、毎回そんな真似をしていれば連合軍の物資の消耗に問題が出てくるしな。
 連合軍は少なからずロームフェラ財団からの援助によって成り立っていた部分もある以上、補給の問題もある。
 また……リーオーにしろ、トラゴスにしろ、エアリーズにしろ、結局開発したのはOZだ。
 そのOZと敵対した連合軍にとっては、それこそ連合軍独自のMSというのは絶対に欲しいだろう。
 今は特に何も行動を起こしていないが、そこにハワードの情報が入ったらどうなるのか……
 ノベンタを始めとしたトップ3人は、俺達と敵対する愚を避けたいと思うだろうが、その下の者達が暴走する危険性は十分以上にある。
 ただでさえ、俺達シャドウミラーに対して良く思っていない奴はそれなりにいるのだから。
 機体を海中から上げると、当然のようにざばざばと海水が落ちていく。
 ……あ、デスサイズの肩から魚が落ちた。
 しかもその魚を、カモメか何かの海鳥が素早く奪っていったぞ。
 何だか慣れているように見えるのは、やっぱりここで今までにも同じようなことが何度もあったからだろう。
 そうして基地の整備員に案内されるように、格納庫……ではなく、少し離れた場所にある広場へと誘導される
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