ロード・エルメロイ聖地巡礼に向かう
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で殺したんお前やがな」
のけぞりツッコミとかいう高等技術も披露するロード・エルメロイ。
「あ、お前ライダーのイスカンダルの相方やんけっ」
この世界の神羅万象は、ギル様も飽きさせなかったらしい。
「やっと気ぃ付いたんか? ホンマお前のせいで、もうちょっとで宇宙戦艦乗ってイスカンダルまで行くとこやったわ、どないしてくれんねんっ」
「なんでやねんっ、それヤマトやがな「この舟では勝てん」ってそれタコヤキの舟やっ! しかも食い終わった殻やんっ、一個ぐらい残しとけっ」
土日はテレビをつけているだけで、勝手に安っすい関西ローカルのお笑い番組が流れて来て脳の中身までコテコテ洗脳。
関東なら嵐とかゴールデンで放送しているのに、関西だけ上沼恵美子のエミちゃんねる。昼の帯番組もウェイバーがいた頃は、平日毎日やしきたかじんの晴れときどきたかじん。
綺糺にもノリツッコミまで覚えさせられ、現在の相方ともうまくやっているらしい。
「何かデスラー総統みたいな青い顔さらしやがって、ヒキコモリニートか? 深夜番組で「ギルガ〜メッシュ(手でハート)」言うとる場合ちゃうで?」
「誰がヒキコモリやねんっ、この綺麗なお肌見てみ、どない見ても50過ぎには見えへんやろ? 直射日光はお肌に悪いねん」
「う〜わっ、コイツ、サングラスに度はいってんで? それも半分下老眼や、う〜わダッサ、ジジイ丸出しやん、免許に「眼鏡等」って条件付きの後期高齢者様や、枯れ葉マーク貼っとけや」
ルヴィアとオーギュストもバゼットも、長年の不倶戴天の敵との会話とは思えず、思わず吹き出してしまったが、ギル様の老眼鏡付き遠近両用サングラスで笑うと不敬で死刑が普通である。
しかし、受けてしまって笑いを取れたギル様は、ドツかれた勢いだけでサングラスを額の上にあげるテクニックを披露し、横山やすしの「メガネ、メガネ、メガネ」の動作をして神戸大橋の上を探し始めた。
「グラサンお前の頭の上やがな? アレッ? そない言うたら、ワシこの世界のウェイバー君とちゃうわ、異世界人やった」
「もうアンタとはやっとられんわっ」
「「は〜サイナラ〜〜」」
ドツキ漫才のお笑い芸人たちは、拍手しながら舞台の上下に別れて退場した。
「(英語)あの、先生? 相手はギルガメッシュなのでは? 先程車内で聞いたアレクサンダーグレイトの仇ですよね?」
日本語で聞くと、関西弁でボケられてしまいそうので英語で聞いたルヴィア。
「ああ、奴こそが我が王、アレクサンダー王を倒したサーヴァントだが、私は異世界人、奴が直接の敵ではない。すでに第四次聖杯戦争が終了して数十年、もう痛みも悲しみも過去の事だ。奴も勝者では無かったが、異世界でも現世に受肉したと聞いて暗殺も考えた。それすら過去の事だ」
英語でマジに答えられてし
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