ロード・エルメロイ聖地巡礼に向かう
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やで〜(裏拳ツッコミ)」
「お前ガイジンやのに頭沸いとんのかい?(褒め言葉)」
「しゃ〜ないなあ、3舟頂戴」
「よっしゃ、勉強して一千万円や」
「細かいのあれへんねん、はい、いっせんまんえん」
異世界百円十個で千円を支払う、万札しか交換していないので、平成じゃない硬貨を使用すると足が着く。
「十枚とか、ええ加減にしなさっ」
「は〜っ、さいなら〜っ!」
残念な事に、ロード・エルメロイは流暢な関西弁でタコヤキ3舟を購入した。
(せ、先生が日本語? それも関西弁?)
ルヴィアは英語で話す時の重苦しいエルメロイ卿と違い、軽トラの後ろで開いている汚い屋台で、ウェイバー君がコントのように関西弁を駆使してタコヤキを買うのを見てしまった。
こちらの世界、それも「関西」と言う場所は特殊で、ほんの数語の言葉を覚えるだけで現地人とのコミニュケーションが可能な地域である。
それは「もうかりまっか?(挨拶)」「何でやねんっ(裏拳ツッコミ)」「ほんまでっかいなそーかいな(真顔棒読み、眉唾物など)」「さんびゃくごじゅうまんえん(350円)」「うわ〜痛った〜、もう堪忍してや〜(顔を逸らし裏拳ツッコミ)」「自分話盛り過ぎやで〜っ」「お前頭沸いとんのかい(褒め言葉)」「ええ加減にしなさっ、は〜っ、さいなら〜っ!(別れの挨拶)」であり、語彙がこれだけでも十二分にコミニュケーションが成立する。
残念な事に、カナダ人夫妻はこの言語と粉モンにもアンリマユされていて、ウェイバーとライダーが、どっかの魔法少女みたいに夫妻に術を掛け、サリーちゃんみたいに逗留している間にも、この言語を教えてしまっていた。
逆に言うと商店で物を購入する際にも、自動販売機以外の売買、タコヤキ購入でもこの挨拶を必要とされて、標準語などで「ご主人、たこ焼きを下さい」と真顔で話すと、異世界人として排除されるのでご注意願いたい。
世界でも類を見ない低俗で性根が曲がっている関西人。大阪のオバハンならTVのロケでも客いじりとかネタ振りする必要も無く、勝手にボケてツッコンでノリツッコミ、天丼(繰り返しボケ)ありあり、頭の悪さと言うか、トークやコミュ力が無いと生きていけないし、逆にTVスタッフがヒョウ柄のオバチャンに飴玉を貰える。
京都なら「はんなり」していても皇居の近くに住むものがヒエラルキーが高く「ぶぶ漬けおだししまひょか?」の腐った性根、「美味しい」と言われる抹茶の茶道用茶菓子はただの粉、上品で綺麗でも食品ではない。
神戸と言うか冬木市はちょっと気取って恰好を付けているものの、一皮むけば関西人で、ボケるしツッコムし、スーパーのレジのおばさんでも「さんびゃくごじゅうまんえん」である。
ウェイバーは、アレクサンダー大王を「相方」と呼んで、お互いを「大将(大王なので)」「兄さん(召喚され
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